【一問一答】矢沢宏太 キャンプ初ブルペン&負傷明け初の屋外フリー「バカ楽しいです(笑)」
日本ハムの矢沢宏太投手兼外野手(23)が3日、沖縄・国頭の2軍キャンプで初めてブルペン入りした。金子千尋2軍投手コーチも見守る中で30球を投じると、その後には11月の右手手術後初の屋外フリー打撃を敢行。場外弾を放つなど、力強い打球を連発した。一問一答は以下の通り。
―2度目の春季キャンプ。ここまで順調か
「順調です。きょうはキャンプ初ブルペンと、手術後初の屋外フリー打撃をやりました」
―ブルペンでは30球。どんな意識で
「真っすぐをゾーン内に入れることと、高めに強い真っすぐを投げること。変化球はある程度、振る確率が高いところに投げる。本当にシンプルなところをテーマにやりました」
―感触は
「良かったです。リリースの映像も撮ったので、このあと確認します。最後、2球ぐらい力を入れたんですけど、力入れた分だけ球速も上がったので、感覚と合っているのはいい動きができているということ。そこも良かったかなと思います。球速はだいたい140キロぐらいで、力を入れた時は143キロぐらいでした。感覚的にはいいかなと思います」
―金子投手コーチが見ていた。助言はあったか
「きょう、どういうテーマでやっていくかを聞いていただいて、ストレートをまず高めから、ゾーン内に投げていきたいと思っていますと話して、『結構、良かったと思うよ』という話をしていただいた。いつもはピッチングしたら、すぐバッティングに行かないといけなかったりで、あんまりコミュニケーションが取れなかったので、きょうは良かったです」
―ブルペンの後は
「ランニングをして、ドリル系をやって、ご飯を一回食べて、バッティングして、もう一回ご飯を食べました」
―2回、食事するようにしている理由は
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「とりあえず何でもいいから食べないと、痩せてしまうので。あと運動量が多いので、食べないとヘロヘロになっちゃう。1回目に大した量ではないんですけど、沖縄そばを2玉とサラダとおかずを食べて、2回目にもう一回、沖縄そばを食べます。沖縄パワーです」
―久々の外でのフリー打撃は気持ち良かったか
「バカ楽しいです(笑)。逆風だったのはつまんなかったですけど、でも楽しかった。早く打たせてください、打っていいですかってずっと言っていたんですけど、まだダメだって止められていたので。ようやく外で打てた。場外もあったみたいですし、レフトの方にもいい打球が飛んでいた。引っ張る打球は自分の中で自信があるので、逆方向にいい打球が打てたのは良かったです。飛距離も出ましたし、後半に握力が弱くなる感じもなかったので、いいなと」
―キャンプ3日間は投手組に入っていたが、今後は
「今までは行程練習のバッティングに入れなかったので、きょう打った反応がオッケーだったら、あしたからは入れると思う。今まではピッチャー中心になっていましたけど、ここからは野手の時間も増えると思います。ファームは割と個人の時間がすごく多いので、どこでもいい練習ができるかなと思います」
―稲葉2軍監督が、全体練習を3時間半に決めた。個人練習の時間が増えるのはプラスか
「プラスだと思います。人によってやらないといけないことは違いますし、わざわざ全体でやる必要のないこともいっぱいあると思うので。やるかやらないかは自分次第ですけど、その方がけがもしにくい。もちろん、卓さん(中島)と僕らでは、負荷をかける量が変わってくる。僕らはもっと負荷をかけていかないといけないと思いますし、特にファームは人によって違うので、いい取り組みだなと思います」
―照準は開幕1軍に
「そうですね。とにかく自分がうまくなるように毎日過ごして、そこにゲームが入って、良い結果を出せれば早く1軍に行ける。焦らず自分に集中して、早く上がれればいいですけど、2軍でもうまくなれるので、今は毎日ワクワクしています」