札幌DF家泉怜依が2週間ぶり全体練習復帰 「焦らずにやっていく」
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■2月4日、沖縄県・金武町陸上競技場
沖縄キャンプ残り1週間
J2長崎との練習試合翌日となった4日、北海道コンサドーレ札幌は午前中に軽めのメニューでリカバリーした。1月20日の練習試合翌日から右膝の痛みで別メニューとなっていた新加入のDF家泉怜依(24)が2週間ぶりに合流。残り1週間となった沖縄キャンプから、開幕スタメン取りへ再スタートする。
2週間の離脱は出遅れとは思っていない
自らの力でJ3からJ2、J1と一気にのし上がってきた家泉にとって、2週間の離脱は出遅れとは思っていない。「できないのは当たり前。J2から来てるんで、スタメン出れればすごいなぐらいの感覚でいるんで、別になんとも思ってないです。まあ、取って代われるならすぐ出たいんすけど。J1なんでなかなか難しいと思う。スタイルもありますし。開幕スタメンは狙っていこうって気持ちを持ちながら、焦らずにやっていこうと思う」。まずは沖縄キャンプ最終日の鳥栖戦(10日)での実戦復帰を目指す。
「最近は痛みもなくてモチベーションも高い」
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1月20日の練習試合でたまった疲労が、2日後、右膝の痛みに変わった。「去年、試合中に着地でやっちゃって。離脱はしなかったんですけど、ここに来てちょっと膝が痛くなっちゃった。いまは全然大丈夫」。全体練習後、ほかの選手が全員ピッチから引き揚げても、時間が許す限りスタッフを相手にアジリティ練習で汗を流した。「(ホテルで)プールばっかやってたんで、サッカーできるのが楽しいです。けがしてずっと痛み出てる時は、なんかやる気なかったですけど、最近は痛みもなくてサッカーできるって感じでモチベーションも高いです」と声を弾ませた。
武蔵とのマッチアップも通用
J1クラスの強度への対応にも手応えを得ている。離脱前の紅白戦などでは、サブ組で主力組に入ったFW鈴木武蔵(29)とマッチアップを経験。「バーンって当たるとことかは、あまりやられてない印象。その後の判断とかはありますけど、そこだけは負けてない。そこを向上させつつ、足りない部分もやっていきたい」。ストロングポイントが通用することを確認した。あとはミシャサッカーへの順応がカギとなってくる。
札幌の住居決定、腰を据えて
札幌の住まいがようやく決まり、晴れて道民の一員となった。しかし「雪が怖いっす。いわき(福島県)は降るんすけど、積もんないんすよ。降っても、昼めっちゃあったかいんで」と警戒する。また香川県出身だけに「うどんが好きなのは当たり前」ときっぱり。札幌の人気店も「食べ比べてみます」と楽しみな様子。新天地に早く慣れて、ピッチでド迫力の体を揺らし思う存分暴れまくる。