《SHINJOの信条》コントロール、もうちょっと悪くて良くない?
■紅白戦 紅組0-1白組(2月4日、タピックスタジアム名護)
―2度目の紅白戦
「ピッチャーが安定してますね。ザバス?」
―それはプロテイン
「ハハハ。どうでした? まだ初日だなという感じ。もっともっと速いですよ」
―奈良間を三振に仕留めた変化球もすごかった
「あれ、何なんだろう。奈良間くんのあんなスイング初めて見ましたね。ちょっと怖かったのかな? 腰が引けたようなね。打席に入ってみないと分からん。ちょっとクロス気味に来るから、怖さはあると思うんすよね。バットもへし折ってね。コントロール、もうちょっと悪くて良くない? バッターは怖いですよ。荒れた方が」
―水谷が活躍
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「遅めのストレートでしたね。きれいな形で打たないと、遅いボールって飛ばない。彼が打った時の風を見てたら、センターからファーストに旗が向いていた。力がありますね。打った後の押しというか。後でバットを(持って)チェックしたら、たぶん900(グラム)ぐらい。重かったです。まさにアメリカの選手が使うようなバット。重いバットは飛ぶのでね。盗塁のスタートも悪くない」
―守備でもライトで好守があった
「いや、ダメ。インパクトの瞬間に動いているから、遅すぎますね。レフト線、ライト線へ行った時には、捕れるボールがファウルになってしまう。そういうところは宮崎くんが一番いい。彼は自分で考えている。2ボールになったら、左バッターなら右中間の方にガっと寄ってく。僕と似てますね、あの足の動かし方。宮崎くんが一番うまいね」
―水谷の守備はその点が気掛かりか
「いや、スローイングもダメ。力んで、カットマンにワンバウンドばかりでしょ。ちょっと後ろ体重すぎる。専門的になるけど修正できますよ」
―スローイングは監督に教わりたいと話していた
「じゃあ自分で欠点があることは分かっているんだ。もう少し足を使えばいいんですよ。捕る手前でスローイングの意識を持っていくだけ。まずは森本コーチに伝えます。カットまでは長くても40メートルでしょ。足を使って30メートルを投げるようなイメージで。カットまで投げてくれたらいいし、刺せとは言わない。打ちまくって、カットまで投げる。で、スタートを良くしてくれたら面白い」
―紅白戦は雨天中止の可能性もあった中で、チャンスをつかんだ
「中止になっていたら、このホームランは見られていない。本当に良かった。全面シートがあればね…。250万円掛かるらしいですよ。『お前(監督自身)が出せ?』(笑)」
―ザバラは抑え候補か
「中継ぎか抑えしかない。あとは競争ですね。ロドリゲスもいる。ロドはどこにいるのかな?」
―ドミニカかと。ロドリゲスは先発起用では
「ちょっと話が変わってきますよね。あとは試合の結果次第です」
―ザバラが161キロを計測
「初めての登板で161。2週間後には、どうなるんだろうか。フォークも指に掛かりだしたら…。まあ日本人は当てますからね。際どいところ。アメリカ、ドミニカ(の選手)は振るかもしれない。考えて考えて、また経験を積んで、自分でつかむしかないからね。自分では良いボールだとしても、打たれたらそれは不正解だから。バーヘイゲンも来てくれて、あとはロドリゲスだけ」