コンサドーレ
2024/02/06 20:30

プロ2年目FW大森真吾がチーム得点王 5戦6ゴール けがに泣いた昨季との違い見せつける

プロ2年目のFW大森(中央手前)は、名古屋との練習試合で、右サイドに入った同学年で新加入の近藤とのコンビネーションで何度も好機を作りだした=撮影・西川薫

【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■2月6日、南風原町・黄金森公園陸上競技場
▽練習試合(45分×3、30分×1) 北海道コンサドーレ札幌1-6名古屋グランパス(1-1、0-1、0-1、0-3)
【札幌の得点者】大森

 北海道コンサドーレ札幌は、今季5度目の練習試合を名古屋と行った。主力組で90分間出場したFW大森真吾(22)が、1本目にゴールを決め、チーム最多の5試合6得点をマーク。ルーキーイヤーで迎えた昨年の沖縄キャンプではコンディションが上がらず、ほぼ別メニューで出遅れただけに、充実したプロ2年目のキャンプを過ごしている。

堂々のエース争い

 大森が堂々のエース争いを繰り広げている。0-1で迎えた1本目の43分。右サイドのMF近藤友喜(22)からのグラウンダーにスライディングしながら右足を伸ばして同点ゴール。「最初は寄ってそのままシュートを打とうかなと思いましたけど、そこでボール出てこなかったんで、トモキ(近藤)なら仕掛けられるかなと思って、中に置き直したらいいボールが来たんで、後は触るだけでした」と、鋭い嗅覚でゴールを奪った。

1年目はキャンプ1週間で別メニュー

 プロ1年目の沖縄キャンプは、開始1週間で筋肉系のトラブルでほぼ別メニュー。シーズンイン後も4月に右脛骨(けいこつ)の疲労骨折で長期離脱。7月にようやく実戦復帰し8月26の川崎戦でプロデビュー。11月25日のFC東京戦でプロ初ゴールを決めたが、リーグ戦の出場は通算4試合25分間で1得点と「ふがいない結果(大森)」に終わった。

PK外してから苦悩の日々

 なかでも、つらかったのは9月10日のルヴァン杯準々決勝第2戦。「そこまでは練習をかなりハードに積めて、イケるかなって思ってました。その中でPK外してかなり気持ち的にもキタのかな。その後リーグ戦で湘南戦に出ましたけど、あんまりいいパフォーマンスを出せなくて、そこからは練習でも苦しい日々を過ごしました」と1年目の苦悩を吐露した。

「自由にサッカーできて充実」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい