初のキャンプ1軍スタートの田宮裕涼が正捕手獲りへ同点打でアピール 休日前は同学年会でリフレッシュ
■紅白戦 紅組1-1白組(2月7日、タピックスタジアム名護)
四回から途中出場
日本ハム・田宮裕涼捕手(23)が7日、沖縄・名護で行われた紅白戦に四回から途中出場。1点を追う五回1死二塁のチャンスで、同点の右前適時打を放った。「(3、4日の)紅白戦2試合は全然打てなかったので、今日は一本出て良かったなと思います。ひと安心しました!」とうれしそうに振り返った。
昨季終盤にプロ初本塁打
昨季はシーズン終盤に1軍昇格し、プロ初本塁打を打つなど強烈なインパクトを残した。今キャンプでは高卒6年目で初の1軍スタートを勝ち取り、必死のアピールを続けている。
レンジャーズのスタッフからも指導
前日6日には球団と提携している米大リーグ、レンジャーズの「選手育成部門スタッフ」のギャレット・ケネディ氏(31)からみっちり指導を受け、「メジャーの捕手コーチの方も来てくれて、いい勉強ができました」。この日の試合後も特守、ウエートトレーニングとハードなメニューをこなした。
「いい環境でできている」
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キャンプ6日目を終え、「たくさん国頭にいたので、名護は慣れていないんですけど…。いい環境でできていると思います」。オンオフを切り替え、充実の日々を送っている。
ステーキに舌鼓
休前日だった4日には同期の野村から「空いてる?」と誘われ、同学年の万波、奈良間、そして後輩の細川、進藤、宮崎との食事会に参加。「奈良間がじゃんけんで負けて、奈良間にごちそうになりました」。ステーキに舌鼓を打ちながら、同世代の仲間と楽しいひとときを過ごした。
アニメでリフレッシュ
ホテルの部屋でのリフレッシュ法は「最近はアニメを見ることですかね」とニッコリ。Netflixで配信されている『マッシュル-MASHLE-』にハマっているそうで「魔法学校の話なんですけど、主人公が魔法を使えない。魔法が使えない中で、魔法使いと戦う物語です。面白いですよ」と力説した。
「開幕まで1軍で駆け抜けたい」
10日の第3クール以降は実戦が続く。1軍生き残りへ、1日1日が勝負になる。「開幕まで1軍で駆け抜けたいですね。正捕手目指して頑張りたいです。チャンスがあると思うので死ぬ気で頑張ります」。〝かわいいキャラ〟を封印し、キリッとした表情をのぞかせていた。