「大谷グラブにはボールが必要」 クラファン告知を大谷翔平がSNSで拡散 道野球協議会に全国から支援続々
「野球しようぜ!」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(29)が全国の小学生にグラブをプレゼントする「野球しようぜ!」プロジェクトが、自身がプレーした北海道でさらに広がりを見せている。
道内1020校にキャッチボール用軟式球をプレゼント
キャッチボールしようぜ。1月16日、日本ハムや北海道少年軟式野球連盟など19団体が加盟する北海道野球協議会(理事長・柳俊之)が「大谷グラブでキャッチボールするならボールが必要」と、少年野球用のボールより軟らかいキャッチボールに適した軟式球を、道内の小学校、特別支援学校合計1020校に2球ずつプレゼントする資金を集めるためのクラウドファンディングを開始した。
大谷がSNSにアップすると支援金が4倍に
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すると、同24日に大谷がグラブのプレゼントを報じる記事と同協会のクラウドファンディングの告知に「ご協力頂いた皆様、ありがとうございます」と感謝の言葉を添えてSNSでアップ。直前まで33万9000円だった支援額は、翌日には全国各地から集まり50万円を突破。その後も勢いは衰えることなく、目標の150万円達成へ順調なペースで支援者が増加している。2月8日午後6時時点の支援者は113人、126万6000円。中日の道産子・竹内龍臣投手(22)からも最高額の10万円の寄付があったそう。
柴田事務局長「もうびっくり。ありがたい」
同協議会は、クラウドファンディングの説明に大谷の名前を使用することを、日本ハムを通じて事前に大谷サイドに了承を打診。ドジャース入り決定直後に快諾をもらっていたが、それでも大谷の心遣いと反響の大きさに同協議会の柴田正敏事務局長(66)は「もうびっくりしました。本当にこんなことがあるのかと。ありがたいです」と、感謝と喜びの声をあげた。
目標達成のみプレゼント。締め切りは2月29日
今回のクラウドファンディングは、目標金額を達成した場合のみ、集まった支援金を受け取ることができるオール・オア・ナッシング方式で締め切りは2月29日。柴田事務局長は「なんとしても達成してほしい。子供たちに大谷さんのグラブを使って、キャッチボールの楽しみを味わってほしい」。大谷の支援を加速させるために野球界が一丸となる。