【ライブレポート】タイトル未定「SPOTLIGHT」 期待を超える圧巻のパフォーマンス【全189カット】
■2月4日、札幌・Zepp Sapporo
新曲「記念日」含む全19曲披露
札幌を拠点に活動するアイドルグループ・タイトル未定のワンマンライブ「SPOTLIGHT」が2月4日、札幌市内で開催された。新曲「記念日」を含む全19曲を披露し、会場を熱狂の渦に巻き込んだ。Zepp Sapporoでのワンマンライブは昨年2月の「汽笛」、同年9月の「浸る大地」に続き3度目。メンバー4人が今持てる力を存分に発揮し、ライブアイドルとしての真骨頂を示した。
真っ白な新衣装で登場
濃密な時間だった。Zepp Sapporoでのオールスタンディングライブに挑んだタイトル未定。新SEが流れ、期待感に満ちた「SPOTLIGHT」は「最適解」でスタートした。メンバーそれぞれが少女時代に夢見ていたことを語るイントロで、始まりから観客をライブに惹きつけた。真っ白な新衣装に身を包み、その後「踏切」「ないしょのはなし」「花」で、徐々にタイトル未定の空気感を構築。最初のMCを挟んだ後に「六花」、そして新曲「記念日」を初披露した。恋愛曲の「栞」と続き、「蜃気楼」「夏のオレンジ」と楽曲を重ねるごとに、フロアの一体感は増していった。
タイトル未定の世界観へ引きずり込む圧巻のパフォーマンス
中盤に差し掛かると、圧巻のパフォーマンスが待っていた。タイトル未定のコンセプト「何者かになろうとしなくていい。 何者でもない今を大切に。」をそのまま表したような、憂いを帯びた「溺れる」「薄明光線」では、もがき苦しむ様を見事に表現した。そして、その2曲のアンサーソングにあたる「水流」につなげるセットリスト。この〝憑依型〟の表現力も4人の大きな魅力であり、会場をタイトル未定の世界観へと引きずり込んだ。その後はオリジナルラップから「灯火」につなげる新たな表情も見せ、「僕ら」へと続く。そして「鼓動」でファンの感情は突き抜ける。熱気は最高潮。皆が手を突き上げ、全身を使って、思いを発散した。