ファイターズ
2024/02/09 19:00

【道スポ評論家が直撃】鶴岡慎也氏×根本悠楓 ~和田、宮城らが持つ一流左腕の共通点は

本誌評論家の鶴岡氏(左)が飛躍を狙う根本に迫った=撮影・桜田史宏

「50歳まで現役」が目標 元捕手の鶴岡氏に道産子左腕からも直球質問

 日本ハムの沖縄春季キャンプに合わせ、現地入りしている道新スポーツ評論家が選手の本音に迫る「直撃インタビュー」。今回は鶴岡慎也氏(42)が根本悠楓投手(20)と対談した。ソフトバンクにも在籍し、40歳までマスクをかぶった鶴岡氏が根本の強みを分析。「50歳まで現役」を目標に掲げる有望左腕の願いに沿い、和田毅投手(42)の取り組みを紹介しながら、一流の条件を伝えた。

ライバルの実戦登板に競争意識は

鶴岡(以下鶴)「ローテーション入りが期待されている。ここまでキャンプは順調ですか」

根本(以下根)「実戦も入ってきて、すごくいいというわけではないですけど、ある程度、いい球を投げられています」

「建山コーチ、新庄監督が、絶妙に競争意識をあおっている。金村投手、根本投手を先発させた後、北山投手、鈴木投手。ちょうどローテーションを争うピッチャーたちを登板させている。そこは意識しますか」

「意識しないようにしていますけど、みんないいので…。今、結構、意識しています」

今季の目標とする数字

「今シーズン、描いている成績があると思う。どんな数字にこだわっていきますか」

「まずは1年間、1軍のローテーションに入ることと、2ケタ勝利を目指して」

「1年間、1軍で投げ続けるために必要だと感じていることは」

「ムダな球を使いたくないです。球数が少なくなれば、イニングも6、7、8回と、どんどん増えていくと思います。あとは中6日で、5試合、10試合投げるくらいなら誰でもいけると思う。それを1年間、25試合ぐらいを中6日で回るとなったときに、6日間の過ごし方がすごく大事だと感じています」

先輩左腕たちには自ら聞きに行ける?

「左の先発ローテーション投手と一緒に過ごしている。加藤(貴)投手や、移籍してきた山崎投手はライバルですけど、経験のある人に聞くことも大事なこと。『先輩、先輩』と自ら聞きに行けるタイプ?」

「最近、行けるようになりました。でも2年目までは、あまり行けず、どういうことをやっているのか、見ながら。これ、自分でもやってみようとか、合わないなとか。だんだん自分の形はできてきました」

数年後、10年後を見据えて

「チームメートでは誰と仲が良いの?」

「…金村さんですかね(笑)」


「金村投手も同じ立場。切磋琢磨(せっさたくま)しながらですね。今シーズン、僕としては先発ローテに入ってもらいたい。ただ、ときには気持ちがブレることもあると思う。これだけは1年通してやろうと考えていることは」

「トレーニングは、今年の結果を残すためにやっていることではないです。数年後、10年後を見据えてやる。気持ちが沈んでいても、やっていきたいと思っています」

長く現役を続けるために名選手たちがやっていたこと

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