コンサドーレ
札幌MF小林祐希 チームの中も外もサポートで奔走 札幌で食育プログラム開始
【コンサドーレ沖縄キャンプ】
■2月9日、沖縄県・金武町陸上競技場
代表務める会社が保育園と業務提携
金武町での練習最終日となった北海道コンサドーレ札幌は、10日に読谷村で行われるサガン鳥栖との練習試合に向け、7対7や11対11などで最終調整した。移籍2年目のMF小林祐希(31)は、ここまで練習試合で5戦連続で3トップ右シャドーで先発出場するなど移籍後初の開幕スタメンへ好アピールを続けている。また1月24日には小林が代表を務める「株式会社こもれび」と札幌の保育園が業務提携し、アスリート目線の食育プログラムをスタートさせた。
「シーズン通して楽しくやるのが目標」
小林にとって2度目の沖縄キャンプは、昨季と違い笑顔が目立つ。途中離脱もなくコンディションも順調そのもの。「楽しくやらしてもらっています。今シーズン通して楽しくやるってのは自分の中での目標なんで。試合に出る出ない、いろいろあると思うが、気にせずやりたい」と約2週間後に迫ったシーズンインを見据えた。
新加入選手らの戦術理解をサポート
歯に衣(きぬ)着せぬ発言は、強い信念を感じさせる。今季は10人が加入。そのうちFW鈴木武蔵(29)とGK阿波加俊太(29)の2人はミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)の攻撃的サッカーの経験があるが、ほか8人が初めて。「新しい違った特長を持った選手が入ってきて、彼らが自分の良さを出しに行くところとチームとしてやるところ、すごい難しいと思う。俺も去年そうだったし、そういうところで迷いを持ってプレーしてるのがまだちょっとある。俺もすごい気持ちが分かる」。故障の影響などもあって、昨季先発出場は7試合に留まった。それだけに新加入選手の苦悩解消へ「分かる人たちが、もっと生かしてあげるようなプレーをしないといけない」と、周囲の協力で戦術理解を加速させる。