【一問一答】郡司裕也 初三塁で奮闘 谷内コーチの大事なグラブを借りパクしたい?
■紅白戦 紅組1ー1白組(2月10日、タピックスタジアム名護)
日本ハムの郡司裕也捕手(26)が10日、1軍キャンプ地の沖縄・名護で行われた紅白戦に出場し、初めて三塁を守った。守備機会は少なかったが、そつなくこなしてアピール。谷内亮太内野守備走塁コーチ(33)に借りた内野手用グラブがフィットしており、感謝と尊敬の念を込めて〝借りパク〟の希望を口にした。一問一答は以下の通り。
―1番サードで実戦初出場。きょうのテーマは
「きょうはゴロを5つぐらい、さばきたいなと思って試合に臨んだんですけど、ボッテボテが2球しか来なかったので、もうちょっといい打球が欲しかったなと思いました」
―危なげなく処理したシーンも
「いや、あれはたぶん、野球をやっていたら誰でもさばける打球なので。きょうだけではたぶん、首脳陣も何も判断できないんじゃないかなと思います」
―いい経験になったか
「とりあえず、さばいたので良かったと思います」
―本職は捕手。どんな心境でサード挑戦を
「キャッチャーで試合に出たいなという思いは強いですけど、やっぱりバッティングが武器なので、試合に出られるのならどこでも、という思い。どこでも守れるように準備はしています」
―新庄監督が1番郡司が好きと。打撃の状態は
「1打席目はすごい内容も良かったんですけど、もうちょっと真っすぐを強く引っ張りたいなという思いがあるので、まだまだ上げられるかなと思っています」
―1打席目の二塁打は振り抜いた
「真っすぐを引っ張りたいなというテーマでやっていた。1打席目以降、詰まる場面もあったので、まだ状態を上げていけたら」
―収穫と課題は
「根本といういいピッチャーに対して、3ボール1ストライクということもあったんですけど、インコースの真っすぐをしっかり引っ張り込めたことが収穫。課題としては、それ以降、引っ張りにはいっているんですけど、詰まったセンターフライとかもあったので、タイミングとか修正していければなと思います」
―引っ張りを重視する理由は
「チームとして真っすぐをしっかり打ち返そうというテーマもありますし、時期的にも真っすぐを打ち返してから、変化球対応というフェーズがあると思う。まだ2月10日。真っすぐを強くはじき返すというのは全選手、大事だと思う」
―今後もサードの出場が続くか
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「それは新庄監督に聞いていただければ。僕は分からないです。もちろん、どこでもやる準備はしているので」
―ここまでのキャンプの手応えは
「これだけ早くから実戦をさせてもらえる球団はないと思うので、それを意気に感じながら。もう10何打席も立たせてもらっているので、非常にありがたいなという思いでやらせてもらっています」
―初めての日本ハムキャンプで感じていることは
「最初、何も分からなかったですけど、新人のような気持ちで、たくさん練習をして、疲れ果ててホテルに帰ろうというテーマでやっていたので。トレーニングもしっかりできていますし、いいキャンプを過ごせているかなと思います」
―初めてに見えないくらい、なじんでいる
「落ち着いているように振る舞うのは得意なので(笑)。慌てた感を出さないようにはしていますけど」
―郡司の発言がきっかけとなり、新庄監督の指示でサードに
「発言には気をつけなければいけないなという思いと、思ったことはどんどん発言していった方がいいな、という両面を感じました」
―セカンド、レフトも経験してきた。ほかのポジションとサードの違いは
「セカンドに比べてサードの方が動きも単純ですし、どちらかといえば、サードの方がやりやすいかなと思う。セカンドを少し練習した経験も少なからず、生きていると思うので、いろいろやらせていただていることに感謝しながらやっています」
―使用しているグラブは
「名手、谷内コーチにお借りしたんですけど、グローブの内側に家族のイニシャルが入っていまして、とんでもないものを背負ってしまっているなと。ちょっと家族までは背負いきれないですけど、すごい捕りやすいグローブなので、おわびを入れて、使い続けたいなと思います。きょう、ボッテボテのゴロも実は怪しくて。やっぱりあのグローブはめっちゃ捕りやすいので、ホント借りパクしたいです」
―最終的には新たに内野手用グラブを作るのか
「自分で作ってもたぶん、いいグローブにならない。内野手用のグラブを作ったことがないので。一番いいのは、本当に名手のグラブを借りパクする(笑)。それが一番のもくろみですね。でも…本当に家族のイニシャルが4つ入っているんですよ。内側、ちょうど手の甲のところに。めっちゃ磨きました。きょう、気付いたんですけど、これはまさかと…。責任が重いですね」
―打順の1番はどうか
「去年のシーズン中に人生でも初めてぐらいの1番だったんですけど、意外と打ちやすいなと思っていて。余計なことを考える必要がないので。特に初回の先頭は。とにかく積極的にいくだけなので、やりやすさはあります」
―走者を置いた場面での右打ちが得意な印象も
「要するに、何でも僕はいけるので。ヤバイ、またこんなことを言ったらアレですね(笑)。積極的にいけと言われれば、いきますし。場面によったバッティングをしろと言われればするので。そういう姿勢は見せられたかなと思います」
―キャンプで追い込んでいると。中日での経験が今につながっているか
「中日時代に練習する体力は付けてきたつもりなので。今、たくさんノックを受ける準備をしていますし、トレーニングもできています。もっともっとやりたいなと思っています」
―実戦が多いことで不安になることは
「練習量の確保が難しいと思うので、そこは自分で今からやったり。夜に打ったり、そういうのはしないといけないなと思います」