加藤豪将が鮮やか二塁打! 松本剛の助言は効果バツグン「人生で初めてやったら、ハマりました」
■練習試合 楽天2ー4日本ハム(2月11日、タピックスタジアム名護)
「6番・二塁」で先発出場 実戦3試合連続ヒット
日本ハムの加藤豪将内野手(29)が11日、沖縄・名護で行われた楽天との練習試合に「6番・二塁」でスタメン出場。三回の第2打席で左腕・藤井の直球を鮮やかに捉え、左中間へ二塁打を放った。
キャンプ期間中の実戦は、出場3試合全てで安打をマーク。真価が問われる来日2年目のシーズンは、進化した打撃に要注目だ。
練習はうそをつかない オフの成果でスイング速度アップ
オフの取り組みが実を結びつつある。放たれる打球は、ぐっと力強さを増している。昨季終了後には約2週間アメリカへ戻り、シアトルのトレーニング施設「ドライブライン」を訪問。打撃の改良点を徹底的に洗い出し、理論に基づいたトレーニングを重ねたことで、平均スイングスピードは8マイル(約13キロ)アップした。
納得の打撃内容 「すごく気持ちがいいです」
この試合では1打席目に中堅へ大飛球を放ち、2打席目は左中間を真っ二つに割る二塁打をマーク。「きょうは勇気を持って新しいことをやってみようと思っていた。結果が出てうれしいし、心の部分でも自分に勝てて、すごく気持ちがいいです」と満面の笑みを浮かべた。
22年の首位打者からアドバイス 的確な読みに結実
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チーム随一の巧打者から、心に響く助言をもらった。加藤豪は先週、松本剛と打撃論を交わす中で、大きなヒントを得たという。「剛さんは観客席から見ているような感じで、打席に入ると言ってました。それを人生で初めてやってみたら、ハマりました」。俯瞰(ふかん)的な視野を持つことで、打席内での思考はより、さえ渡る。的確な読みで相手バッテリーとの駆け引きを制し、快音に結びつける。
「剛さんは天才すぎて参考にならないんですけど、きょうはアドバイスがハマりました。あしたの試合でもやってみようと思うし、今後どうなるか楽しみです」
〝牛タン作戦〟を継承! 新助っ人を心強く手助け
勝負師の顔は、グラウンドを離れるとガラリと変わる。キャンプ期間中の休日には、新加入のザバラらと共に焼き肉を楽しんだ。日本で生活をする〝先輩〟として、文化に順応するきっかけを与えたかったからだ。
「慣れって大事。球場の外から慣れていけば、全部がしっくりくる。僕も去年、伏見さんから『牛タンを食いに行こう』って誘われてからチームになじめて、日本の野球が分かってきた。〝外国人〟はやっぱり牛タンから入らないと。今年のザバラは、去年の僕。牛タンパワーはすごいですから」
フォア・ザ・チームを貫くKG
日本の環境にすっかり順応したKGが、グラウンド内外でチームをもり立てる。