Vリーグ
2024/02/11 21:20

ヴォレアス金星逃す 日本製鉄堺にフルセット負けも0-2から猛追【V1リーグ】

名門・日本製鉄堺ブレイザーズから金星を逃し無念の表情を見せるヴォレアス北海道の選手たち=撮影・十島功

■Vリーグ男子1部 ヴォレアス北海道2-3日本製鉄堺ブレイザーズ(2月11日、旭川市リアルター夢りんご体育館)

相手は歴代最多タイトルホルダーの名門

 あと一歩のところで、名門からの金星を逃した。ヴォレアス北海道はホーム・旭川に日本製鉄堺ブレイザーズを迎えた。全国タイトル歴代最多の54回を誇る強豪に、ここまでの3試合は全てストレート負けを喫していた。この日も2セットを先取されたが、3セット目から投入されたミドルブロッカー(MB)田城貴之(31)のブロックがハマるなど、2セットを取り返し、フルセットまでもつれた。最後は競り負け、昨年12月2日VC長野戦以来の3勝目とはならなかったが、高さで上回る相手に多彩な攻めで立ち向かった。

最終セット14-14まで迫ったが

 もう一押しが足りなかった。2-2で迎えた第5セット、14-15と追い込まれた状況でエース・張育陞主将(23)が放ったスパイクは、高めに抜けていった。フルセットの激戦を落とし、張は「いい試合だったけど、負けて悔しい。自分たちの実力が足りない」と唇をかんだ。それでも、これまで1セットも取れなかった日本製鉄堺を相手に、総得点数は104-102と上回るなど、確かな成長を示した一戦になった。

得点を挙げ、吠えるヴォレアス北海道の張主将

 

第3セット、MB田代貴之投入から反撃

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