夏季スポーツ
2021/11/10 13:50

男子バレー札平岡 全道初勝利狙う

全道初勝利を目指す札平岡男子バレー部

 全日本バレーボール高校選手権道大会が11日から江別・野幌総合運動公園体育館などで開幕する。男子は、札平岡が全国高校選抜大会時代の2005年以来17大会ぶりに出場。全道初勝利を目指して1回戦で白樺と対戦する。3年生は夏で引退。中学まで競技経験のないメンバーも主力に入る2年生軍団が、全道の舞台へ向け、練習に熱を入れている。

 記念すべき初白星をゲットする。攻撃の中心、レフトの木村琉之介主将(2年)は「コートに立ったら、学年は関係ない。部の歴史を変えたい。目の前の1勝を目指して頑張っていきたい」と初戦突破を誓った。
 札幌支部からの全道切符は5枚。3セットマッチの予選グループ戦では2戦続けてフルセットと苦戦した。木村主将は「雰囲気が悪い時にも下を向かないで気持ちを高めていけた」。中2日で迎えた決勝トーナメントでは3戦連続ストレート勝ちで4強入り。全道切符を手に入れた。
 一人三役だ。現在、競技に精通した指導者は不在。練習メニューは、札清田中時代に全道4強入りした木村主将が「時間も限られる中、質の高い練習を意識してきました」と柳沼亜珠来副主将(2年)と考え、取り組んできた。さらにチームの得点源、主将として下級生の技術指導までこなしている。
 部員の半数は中学まで競技未経験者。中でも対角センターの黒川佑音(2年)は中学では軟式テニス部に所属していた。「3年間、テニスをやったので他のスポーツをしてみたかった」。SNS経由で同級生の石塚翔太(2年)から勧誘を受け、入部を決意した。基礎から始まったが、今では貴重な主力として欠かせない存在に成長した。
 チームの目標はベスト8入り。初戦へ向け「サーブで崩して流れを持っていきたい」と木村主将。強豪私立相手にも、最後まで諦めない粘り強いプレーで、勝利をたぐり寄せる。

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