【一問一答】郡司裕也 サムスン戦で豪快3ラン 打ちまくって開幕スタメンを
■練習試合 日本ハム13ー1サムスン(2月12日、ONNA赤間ボール・パーク)
日本ハムの郡司裕也捕手(26)が12日、沖縄・恩納村で行われたサムスン(韓国)との練習試合に途中出場し、七回に左中間へ豪快3ランを放った。長打にこだわったオフの自主トレが実を結び、キャンプ中に計測している平均打球速度は万波中正外野手(23)、野村佑希内野手(23)に次ぐ数値をマーク。開幕スタメンに照準を合わせ、アピールを続ける。試合後の一問一答は以下の通り。
―七回の本塁打を振り返って
「きょうはキャッチャーで出る予定があったので、守備でいいところを見せたいなと思っていたら、バッティングで結果を残したので、良かったなと思います」
―球種は
「たぶん、カットボールだったかなと思います」
―手応えは
「久々に大きい当たりを打てたので、自信にしたいと思います」
―2人の走者を置いた場面だった
「いつも通り、積極的に甘い球が来たら、どんどん振っていこうという気持ちで打席に入りました」
―打撃が好調
「状態は上向きだと思いますし、ポジションが定まっていない以上、打ち続けないと意味がないと思う。結果を出し続けることに意味があるかなと思います」
―守備位置をどうつかむか
「やっぱり自分でこじ開けていくしかないと思うので、どこ、というのは僕が決めることじゃないと思いますけど、とりあえず、打ちまくって首脳陣が使わざるを得ない、というぐらいまでしたいと思ってます」
―この先はどんなプレーを目指すか
「実戦もどんどん多くなってくるので、1打席たりとも無駄にしないという意識でやっていきたいなと思います」
―シーズンでの姿はどうイメージしているか
「開幕の時、スタメン9人の中の1人としていられるように、頑張りたいなと思います」
―新庄監督とハイタッチしていたが、言葉はあったか
「いえ、特にありません。監督が喜んでくれると、選手もうれしいので。去年はあまり、ああいう感じではなかったですよね。今年はああいう感じなんだと思いますけど、僕もうれしかったです」
―長打はオフのテーマだった
「やっと打球が上がったので、取り組みの成果が出てきたかなと思います」
―きのうも二塁打。長打が調子のバロメーターになるか
「調子というか、去年のシーズンから課題にしていた部分なので。強い打球と速い打球を心がけてやってきたので、これを続けられれば、と思います」
―パワーがアップしたと数値で示せるものは
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「どうかな。でも打球速度はチームで毎日、測っていますけど、けっこういい位置に付けているので。トップ…どんぐらいだろうね。外国人の化け物たちは置いておいて、万中、J、その次くらいにいるので。まあ、いい位置には付けていると思います」
―どのくらいの数値か
「平均が出ているんですけど、150キロ後半くらいなので。1球だけ180キロが出たとか、そういう面で外国人とかはすごいです。レイエスとかヤバいと思いますけど、平均を上げることで確率も上がりますし、そこは意識しています」
―去年の平均は
「150キロ前半くらいですかね」
―ここまで実戦の1打席目に結果が出ている
「やっぱり『1』って大事ですし、見ている人の印象も違うと思います。チームとしても1球目にいかに捉えられるか、というのをやっているので、チームの方針に沿って、大事かなと思います」
―2打席目はどう捉えているか
「もう一発、狙っていたんですけど、そんなにうまくいきません」
―1打席目の考え方、入り方は
「よく分からない初対戦のピッチャーだったんですけど、なんとなくは変化球でカウントを取りそうだな、というのが頭にあったので、カットボールを頭に入れながら。まあ、ど真ん中に甘いカットボールが来たので打てたという。前のバッターを見て、しっかり準備できたのが良かったと思う」
―配球を読んで絞ることが大事か
「そうですね、めちゃめちゃ考えて、配球を読んで、どう打ちたいかまで考えて打つバッターなので。そこは大事にしているところです」
―キャッチャーは久々だった
「久々で、いろいろ考えるところがありましたけど。ワンバウンドも1度、後ろにやっちゃったので、そこも課題ですし、育成の子たちが投げる時と支配下のピッチャーが投げる時と、やっぱり配球も変わってくる。目先の結果を出させてあげないととか、いろいろ考えなければいけなくて、やっぱりキャッチャーって出てみると、意外と考えることが多いなっていう感じですね」
―三塁、一塁と守ってキャッチャー
「一応、本職がキャッチャーなので、キャッチャーいけるぞ、というのをどんどん見せられればいいなと思います」
-中山の時はフォークが多めだった
「やっぱり中山の持ち味はフォークなので、今、監督も育成選手から誰か1人を支配下と言っていて、ストロングポイントをどんどん見せたいな、という思いでリードしていた。彼はフォークがめちゃめちゃいいので」
―初球からも使っていた
「そうですね、初球からいけるぞ、というのを見せられればと思ったんですけど、チームとして初球ストライク率を上げるぞ、みたいなテーマもあって。その兼ね合いも難しいところあるんですけど」
―最近は1番バッターとして起用されることも
「初回の1打席目って僕、めっちゃ好きなので。ある程度、自由に初球から思いっきりいって凡退しても、とがめられるようなチームでもないと思うので、そこは伸び伸び」
―打てばチームに勢いがつく
「そうですね。キャッチャーをやっていて、1番バッターがぶんぶん振ってきたら嫌ですし。そういうキャッチャー目線も大事にしながら」
―開幕戦。理想のスタメンポジションはキャッチャーか
「そこはあまり強くないというか。開幕キャッチャーで出たい、というよりは、どこかしらで出たい、という思いが強いですかね」