ファイターズ
ドラ3ルーキー宮崎一樹 実戦初ヒット プロの壁を実感も「アジャストできるように」
■練習試合 日本ハム13ー1サムスン(2月12日、ONNA赤間ボール・パーク)
「9番・中堅」で先発出場 5打数1安打に安堵と反省
日本ハムのドラフト3位ルーキー・宮崎一樹外野手(22)が12日、沖縄・恩納村で行われたサムスン(韓国)との練習試合に「9番・中堅」でスタメン出場し〝プロ初安打〟をマークした。
待望の一本も、喜びは控えめで「ヒットが出て、ホッとしたというのはあったんですけど、それ以外の打席の内容は納得いくものではなかった。課題がたくさん出たな、という印象があります」と反省も忘れなかった。
三回の第1打席で快音 チャンス拡大で先制をアシスト
三回無死一塁で迎えた第1打席。カウント0―1から外寄りの球を右前にはじき返した。紅白戦、対外試合を通じて初のヒット。新庄監督から守備を評価されていたが、この日は打撃でもアピールに成功した。
プロのレベルを痛感 最優先課題はバッティング
新人ながら1軍キャンプメンバーに選ばれ、鍛錬の日々を過ごしている。現状、最も強化したいポイントは打撃だ。「基本的に大学で対戦するピッチャーよりも球速、決め球とか、レベルは上がっているなと。そういう球にすぐアジャストできるようにしていきたい」と意気込む。
ハイレベルな外野陣 「スケールの大きい選手になりたい」
万波、松本剛らを中心に外野の争いは激戦で、宮崎も「ポジション的に打たないと出られない」と理解している。ただ、気後れすることはない。一流の先輩たちを見習い、成長するつもりで「ちょこちょこする選手よりは、スケールの大きい選手になりたい」と強く望んでいた。