15日DeNA戦に先発する上原健太 テーマはシンプル「無四球。それだけを考えて」
■春季キャンプ 第3クール第4日(2月13日、タピックスタジアム名護)
13日はブルペンで33球
日本ハムの上原健太投手(29)が15日、沖縄・宜野湾で行われる練習試合のDeNA戦で先発する。13日には名護でブルペン入りし、33球を投げた。今季2度目となる実戦登板のテーマは明確で「無四球。それだけを考えてやろうかなと思います」と気迫を込めた。
最初の実戦は無安打も1四球で「ゼロ点」
前回7日の紅白戦は被安打0で2回0封も、四球を一つ与えた。首脳陣は高評価だったが、登板後に自己採点を求められ「ゼロ点」と断言するほど後悔し、反省していた。この日のブルペンも制球を意識して感覚を確かめ、2日後の登板に備えた。
昨季はキャリアハイ 今季は先発ローテ定着へ
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昨季は19試合に登板し、4勝7敗、防御率2・75。投球回は100を超えた。キャリアハイの成績を収め、今季はフル稼働を自らに課している。余計な四球を与えないことが、先発ローテーション定着の大前提になる。
ストライクゾーンで勝負できれば球数は減る
投手陣全体として今キャンプ、初球ストライクを重視している。上原はその意図を十分に理解しており「ストライクゾーンで勝負すれば、球数も減ってくると思います。その分、被安打も増えるかもしれないですけど、そこは気にせず、打たれても打たれてもストライクゾーンで勝負していけたら」と想定していた。
守備陣も守りやすい
開幕投手に内定している伊藤をはじめ、新庄監督は山崎、加藤貴、バーヘイゲンを開幕ローテで起用する意向を示している。残りは1枠。その有力候補に挙がる上原は、地道に信頼を積み上げるつもりで「間延びしないように、テンポ良くストライクゾーンに投げていければ、守備陣も守りやすいでしょうし、僕もリズムに乗っていけるかなと思う」と目の前の一戦に集中していた。