ファイターズ
名手・新庄監督が宮崎&郡司を直接指導 「あんなに長く話したのは初めて。ちょっと緊張しました」
■春季キャンプ 第3クール第4日(2月13日、タピックスタジアム名護)
ゴールデングラブ10度受賞の指揮官から守備の極意
日本ハムの新庄剛志監督(52)が13日、沖縄・名護で開催中の春季キャンプで、守備の極意を選手に授けた。ランチ後の行程練習の際には、外野の守備位置に就いた宮崎一樹外野手(22)と郡司裕也捕手(26)にマンツーマンで指導。中堅手としてゴールデングラブ賞を10度受賞した名手が、技術と経験を惜しみなく伝えた。
低い弾道の送球は手首が大事
就任当初から守り勝つ野球を掲げる指揮官が、直接指導を行った。センターで打球を追う宮崎に歩み寄ると、身振り手振りを交えて送球についてレクチャー。地を這うような、低い弾道のボールの投げ方を教えられた宮崎は「ピンポン球が浮かび上がるイメージを持って投げれば、カットマンを通過して、そのまま行くよと。最後は手首が大事だと言われました」と、独特な感覚を胸に刻んだ。
グラブのポケットは3箇所
商売道具のグラブについて、過去に「体の一部」と表現した新庄監督は、型作りの大切さも説いた。捕球時にボールを収めるポケットをウェブ下、中指と薬指の先端、手のひら部分の外側と3箇所つくることを勧められ「外野は球際勝負なので、先でもしっかり捕れるようにしたい。(グラブは)自分の相棒なので、これからもこだわりたい」と決意を新たにした。