冬季スポーツ
2021/11/10 13:53

雪印メグミルクスキー部 札幌市に10年間「スポーツ振興寄付金」納付

スポーツ振興寄付金を納付する雪印メグミルクスキー部の岡部監督、原田総監督、同社の佐藤本部長と、札幌市の秋元市長、中田スポーツ局長(左から)

 雪印メグミルクは9日、スキー部の成績に応じて設定した額を「スポーツ振興寄付金」として本年度から10年間、札幌市に納付すると同市役所で発表した。
 寄付額は国内のジャンプ大会の順位によって決め、同市が冬季五輪招致を目指している2030年まで続ける。同市は冬季スポーツの裾野拡大や競技力向上に活用。秋元克広市長(65)は「寄付金を使って育った選手が30年の大会に出場し、メダル獲得という夢につながる。コロナを吹き飛ばす感動と勇気を与えてもらえたら」と歓迎した。
 同スキー部の原田雅彦総監督(53)は「育成には時間がかかるので長いスパンで協力していきたい」と話し、選手たちから声が上がって実現したことには「うれしかったし、頼もしい。自分たちのことよりも子供たちに目が届き、素晴らしい選手たち」とたたえた。来年には北京五輪が迫る。札幌招致の機運を高めるためにも「北京では新しい歴史をつくってほしい」と力を込めた。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい