仕上がり順調の札幌DF岡村大八が27歳の誕生日に両親へ感謝「周りに感謝していける人に」
【コンサドーレ熊本キャンプ】
■2月15日、熊本・大津町運動公園球技場
年を追うごとに存在感は大きく
北海道コンサドーレ札幌は午前練習を実施し、6対6のミニゲームや11対11などを行った。この日はDF岡村大八の27歳の誕生日。在籍4年目を迎え、チーム内での存在感も年を追うごとに大きくなっている守備の要が、目前に迫った福岡との開幕戦で勝利をつかむべく、火の国でラストスパートをかける。
毎年キャンプ中に誕生日
年に一度の記念日を迎え、岡村の笑顔が輝いていた。練習開始時と終了直後の2度に渡って「ハチ、誕生日おめでとう」という声が掛けられ、チームメートやスタッフから拍手が送られた。また練習終了後には熊本まで駆けつけたサポーターからもお祝いの言葉を掛けられるなど、多くの人々からの祝福を受けた一日となった。「毎年こうやってキャンプの中で誕生日を迎えるので、みんなにお祝いしてもらえるのがすごくうれしいです。誕生日というのは僕がお祝いされるよりも、僕を産んでくれた母や親父に感謝する日だと思っているので、あとで両親に感謝を伝えたいなと思っています」と、この日を迎えた喜びと、両親への思いを口にした。
思っていた27歳よりも僕はまだ子供
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札幌に加入した2021年のキャンプイン時にはまだ23歳だった岡村も27歳となり、中堅と呼ばれるような立ち位置になりつつある。「僕が思っていた27歳よりも僕はまだ子供なので、もっとしっかりした大人になりたいなと思いますし、その中で周りに感謝していける、そんな人になりたい」と、心身共にさらなる成長を遂げる1年とすることを目標に掲げる。
沖縄キャンプでは別メニュースタート
昨年11月の試合中に負った右膝内側側副靱帯損傷の影響で、沖縄キャンプでは別メニューからのスタートとなったが、1月30日から全体練習に完全合流を果たすと、それ以降は練習試合にも出場するなど順調に調整を進めることができている。現在の状態についても「(右膝は)特に痛み無くやれていますし、体のコンディションだったりキレとかもすごく上がってきているので、順調にきている」と仕上がり具合は上々だ。
アピール重ねて開幕スタメンへ
「スタメンが確約されているわけでもないので、しっかりアピールしてミシャに開幕から任せてもらえるようにしたい」と、ここからさらなる上積みを重ねて、その地位を盤石なものとする構えだ。
ファン、サポーターの不安を払拭したい
今月24日に行われる福岡との開幕戦(ベススタ)まであと9日。今季の幕開けが迫ってきた。「主力が(移籍で)抜けて、ファン、サポーターが持っている不安だったり、焦ったりするような気持ちを払拭できるような開幕戦にしたい。敵地に乗り込むので、勝利を取っていい形で札幌に帰りたい」と強い意気込みを見せる背番号50が、札幌のスタートダッシュに貢献してみせる。