【一問一答】山崎福也 実戦形式初登板は「意外とドキドキしました」
■春季キャンプ 第4クール第2日(2月16日、タピックスタジアム名護)
オリックスからFAで加入した日本ハムの山崎福也投手(31)が16日、1軍キャンプ地の沖縄・名護で、ライブBP(実戦形式の投球練習)を行った。スティーブンソン、五十幡、水谷と計10打席対戦し、40球を投げて被安打3の1四球。多彩な変化球が冴え、順調な調整ぶりをアピールした。一問一答は以下通り。
―実戦形式で登板するのは今キャンプ初
「はい」
―投げる前の心境は
「マウンドに上がるぐらいで結構、緊張が出てきまして、意外とドキドキしました」
―40球は予定通りか
「40球で、というふうに加藤さん(投手コーチ)に言っていたので。前のブルペンを合わせて60、70球ぐらい。予定通りでした」
―登板を終えた感想は
「ある程度、全球種を投げられたことは良かったです。少し力みもあったので、その辺はマウンドに上がるごとに、少しずつ取っていけたらなと思います」
―力んだ要因は
「普通に緊張で。ファイターズに入って初めて、こういうバッターに投げる形式だったので、意外と緊張があって、力んでいましたね」
―安打性の打球は3本とも真っすぐか
「真っすぐです。全部、真っすぐでしたね、3本」
―力感は何割ぐらいか
「力感が何割といのは難しいですね。極力、力まないように力まないように投げているタイプというか、そういう考えなので、力みはないようには投げているので、何割かは難しいですね」
―テーマ、試したことは
「下半身の使い方に自分なりのテーマがあって、そこを重点的に考えながら投げました」
―手応えは
「下半身はすごく良い感じで使えていたので、その点は本当に良かったです」
―清水とバッテリーを組んだ。登板前後で話したことは
「登板前にサインの確認と、右バッターだったらこういう配球だとか、左バッターはこういう配球だよっていうのを確認して。登板後は、もう少し真っすぐいった方が良かったですかね? という感じの話はしました」
―新庄監督は途中からセンターの方で見ていた。存在は感じていたか
「ロジンを取る時に後ろにいたので、少し緊張しました」
―新庄監督と話したことは
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「投げる前に、楽しんでねっていう感じで言ってもらいました」
―緩いカーブを投げていたが、どんなボールで、どんな意図か
「緩急のピッチャーなので、真っすぐも速く見せたいですし。だいたいあの遅いカーブは長打にはなりづらいので、カウント球だったり、力強いバッターの時は有効な球ではあると思うので、そういう時に投げます」
―きょうの打者の反応はどうだったか
「意外と真っすぐを打たれていたので、その辺はこれからもっともっと状態を上げていって、いい真っすぐを投げたいなと思います。変化球は良かったので、その辺は安心しました」
―手応えのあった球種は
「落ち球は良かったですね。チェンジアップもフォークも。最後のフォークはちょっと抜けてしまったんですけど、それ以外はだいたい良いところに決まっていたので、その辺は本当に安心しました」
―白い本拠地用ユニホームを着てマウンドに上がった。引き締まる感覚はあるか
「やっぱりユニホームは気持ちいいと言いますか、うれしい気持ちもあるので、どんどんファイターズのユニホームに慣れていけるようにという考えです」
―本拠地開幕戦での先発が内定済み。近づいている実感は
「バッターに投げていくと、少しずつ実感も湧いてくるので、これからどんどんどんどん試合も投げていって、いい準備ができたらいいかなと思っています」
―次の実戦の予定は
「決まっているんですけど、言っていいのかどうか。コーチの方にもう一回、聞いておきます」
―実戦に向けての意気込みは
「まずは、緊張はするとは思うので、いかに脱力と言いますか、力みのないようなピッチングフォームで投げたいなと思っているんですけど。あとは真っすぐの精度と質も、どんどんどんどん上げていきたいですね」
―新天地でのキャンプ。去年までと比べてどうか
「すごく良い環境で野球をやらせてもらっていて、けがもなく順調にこられているので、このまま無事にキャンプを終えて、いい感覚をもっともっと出していけるようにやっていきたいですね」
―ファイターズファンの存在をどう感じているか
「オリックスの時のグッズを持って来ていただいている方々もたくさんいるので、本当にそういった方々に感謝もしていますし、これからもっともっと、ファイターズのファンの皆さまにたくさん覚えてもらって、まずは活躍する姿をお見せしたい。何としても頑張ります」
―明大の後輩でもある上原が、山崎から学ぶことがすごくあると言っていた。聞かれたりしたことは
「僕がオリックスにいる時の方が聞いてきましたね。ファイターズに入ってからは、やっぱ意識しているんですかね。話はするんですけど、あんまり野球の話をがっつりはないです。気を使っているのか分からないですけど」
―他の若手からは
「全然。僕自身もまだもっと成長したいところがあるので、むしろ自分が聞きたい気持ちがありますね」
―オリックスとの対戦はイメージしているか
「もう、完封したいですよね。それだけです。向こうも僕のことをたぶん知っていると思いますし、その裏をかくようなピッチングはしていきたい」