ファイターズ
2024/02/16 18:00

《ハム番24時》2月16日

 弘法筆を選ばずと言われるが、プロ野球選手は違う。わずかな感覚の差に気を使い、何種類ものバットから最良の一本を探している。オフにスイングスピードを大幅に向上させた加藤豪は、より力強い打球を求めて、昨季より30グラム重たいバットを握る。「パワーが付いたので、振れるようになりました」と言葉にも自信がみなぎる。

 同じチャンドラー社製を愛用していることもあり、ドジャース・大谷が使っているバットも取り寄せたことがある。メジャーで本塁打王を獲得した男のバットは、自らが使う物より1インチ(2・54センチ)長く、重さは30グラム重い910グラムだったという。

 パワーアップに成功したKGでさえ「あんなの振れない。無理ですね」と音を上げたほど〝大谷バット〟は扱うのが難しいそうだ。十人十色、百人百様…。規格外な二刀流と比べることなく、最高の相棒を見つけてほしい。

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