初のライブBPを行った山崎福也の〝ここがすごい〟 捕手の清水ら4人のチームメートが証言
■春季キャンプ 第4クール第2日(2月16日、タピックスタジアム名護)
打者3人を相手に40球 冴えた変化球
日本ハムの山崎福也投手(31)が16日、沖縄・名護の春季キャンプで、初のライブBP(実戦形式の打撃練習)を行った。変化球を主体に約40球を投げ、実力の一端を示した。ボールを受けた清水優心捕手(27)や対戦した各打者たちが、体感した左腕のすごみを証言した。
生命線とするチェンジアップを筆頭にスライダー、フォーク、カーブ、カットボールと多彩な変化球を操る。どの球種も精度は高くカウントボール、勝負球の両方で威力を発揮する。
女房役はユニークなチェンジアップを絶賛
◆バッテリーを組んだ清水
「コントロールが良い。どんなカウントでも、どのボールも投げられるのは福也さんの長所だと思う。(配球の)決まりがなくて、緩いカーブやチェンジアップも、どんなカウントでも使える。チェンジアップは感覚的には本当に真っすぐに見える。『真っすぐなのに、来ない』独特の感じです。オリックスの時は(伏見)寅威さんと組まれていたので、また違った良いところを出していきたい」
新助っ人も舌を巻く緩急
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◆4打席で1安打1四球のスティーブンソン
「カーブの曲がり具合が(他の投手と)違う。ストレートとカーブではスピード差もすごくある。これからも成功する投手だと思う。福也さんとお互いに良い状態で対戦することができたので、これからにつながりそう」
スピードスターは多彩な変化球に苦慮
◆3打席で1安打の五十幡
「初の実戦形式で100%の力ではないのに球のキレや低めに集める精度がすごい。(打者目線では)左打者にもチェンジアップを投げられるのが、1つ嫌なところ。横滑りのボールも2、3種類ぐらいあるのかな。横の動きが小さかったり、大きかったりする。振ってから『うわ、思ったより曲がっている』ってなる球が多い印象。テンポがすごくいいので、後ろで守るのが楽しみです」
新加入のロマン砲は最大級評価
◆3打席の対戦で左越えの打球を放った水谷
「(チェンジアップを空振りし)これまでプロ野球で6年間やってきて、一番良いチェンジアップだと思っています。真っすぐに見えるのに、来ない。きょうもすごかったです。インコースに強い球をポンと来られて、その次にチェンジアップを投げられたら、止まる感じに見えると思う。みんなが良い投手と分かっているように、前評判通りの良いボールを放っていただきました」