開幕投手の伊藤大海 〝決戦の金曜日〟へ、今季初実戦登板は3月1日のオイシックス戦(エスコン)
■春季キャンプ 第4クール第2日(2月16日、タピックスタジアム名護)
今季初マウンドが判明! 稲葉監督の初陣で登板
開幕投手に指名されている日本ハムの伊藤大海投手(26)が16日、沖縄・名護キャンプでブルペン入りした。3月29日の開幕戦・ロッテ戦(ZOZOマリン)は金曜日。2月中は実戦登板せず、3月1日(金)のイースタン・リーグ春季教育リーグ、オイシックス戦(エスコンフィールド北海道)で今季初マウンドに臨むことが分かった。
今季就任した稲葉篤紀2軍監督の初陣に、開幕投手が花を添える。本人と投手コーチが話し合い、キャンプ中はブルペンでの投球練習とライブBPで調整することが決定。2軍に新規参加するオイシックス戦を含めて4試合に登板し〝決戦の金曜日〟を迎えることになった。
今キャンプ4度目のブルペン投球 納得の68球
自身初の大役へ、ここまでは順調そのものだ。金曜日だったこの日は、今キャンプ4度目のブルペン入り。スラーブ、スイーパーなど多彩な変化球を織り交ぜ、68球を投げた。「〝北山教授〟の講義を受けて、それが良かったです」と満足そうに振り返った。
教授から伝授された「整える系」も実践
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投球時に、両手を広げて体を開く動作をする場面もあり「企業秘密です」とニンマリ。前日15日にロッカールームで〝教授〟の異名を持つ北山のレッスンを受け、「整える系ですね。自分は動きのクセがあるのでそれを。右はこうだけど、左はこうなっているとか、左右差をなくすような取り組みです」と手応えをつかんだ。
クイックモーションも向上 練習の成果を実感
投球練習の途中からは、建山投手コーチがクイックタイムを計測。「元が本当にひどすぎるので、NPBの平均に持っていけたらなというぐらい。去年は1・5(秒)とかだった。(伏見)寅威さんから、いつも試合終わりに『ちょっとやってほしいな』と言われていたので、オフやりますと」。1・1秒台を叩き出し、練習の成果を見せた。
「3・29」へ順調そのもの 「いい感じに投げられた」
開幕戦に照準を合わせ、じっくりと調整。小型のハードルを置いて投球練習を行うなど、工夫を凝らした独自のメニューをこなしている。「良い感じで投げられていますし、北山投手からお聞きした話も相まって、きょうはすごくいい感じに投げられたので、次投げるのが楽しみだなというのはあります」。
「3・29」へ準備は着々。エスコンフィールド北海道のマウンドから、伊藤の2024年シーズンが本格スタートする。