冬季スポーツ
【ジャンプ男子W杯札幌大会】18歳坂野旭飛が本戦出場 父に続くW杯デビューへ
■スキージャンプ男子W杯個人第19戦
▽予選(2月16日、札幌・大倉山ジャンプ競技場)
予選50位滑り込み
世界ジュニア選手権代表で初出場の坂野旭飛(18、下川商高3年)が、予選通過ぎりぎりの50位で17日の本戦出場を射止めた。ゼッケン1番をつけたトップバッターの坂野は、追い風の中103.5メートル。予選落ちの51位とはわずか2.0点の僅差で滑り込みセーフ。「大倉山は夜になるとこういう感じ。ちょっとでも我慢して遠くまで、1メートルでも遠くまで飛べれば、こうやって予選通過。ま、ギリギリですけど、通過することはできるので諦めないで、ほんと自分らしく飛べたら」と17日のW杯デビュー戦へ挑む。
世界ジュニアから3日前に帰国
2月11日までスロベニア・プラニツァで行われた世界ジュニア選手権から3日前に帰国。W杯に出場するメンバーはレベルが段違い。「風格も見た目もオーラも違いました。世界ジュニアでは自分が縮こまって動きも小さくなってたなと改めて思った。いちいち緊張してられない。もうちょっとのびのび自分らしく飛ぶってのを、ちょっと視野を大きくしていきたい」。
「ポイントゲットしないと始まらない」
雪印メグミルク監督の幸夫さん(47)に続いて、親子でのW杯出場を決めた。「予選通過することが目標ではないので、30位になってポイントゲットしないと始まってこない。そこまで意識して、予選通過どうこうよりも自分のジャンプしてもっと上を目指していかないと」。将来、日本のジャンプ界を引っ張る存在へ、ここから本格的にスタートする。