【プレーバック】練習試合 日本ハム6-5楽天(2月18日、金武町ベースボールスタジアム)
九回に清水が決勝打 ローテ候補の金村、根本はそれぞれ3回3安打無失点
日本ハムは今季開幕戦で対戦する楽天と沖縄・金武町ベースボールスタジアムで練習試合を行い、6-5で勝利した。前日の練習試合・サムスン戦(名護)からは先発全員を入れ替えて臨んだ。
開幕ローテを争う先発候補2投手が3回ずつ登板した。先発の金村尚真投手(23)は3回3安打無失点。一回には連打で、三回には暴投で得点圏に走者を進めたが、後続を落ち着いて打ち取り、無四球で予定の3回を投げ切った。2番手の道産子左腕・根本悠楓投手(20)も3回3安打無失点。毎回走者を背負ったが、粘りの投球で三塁は踏ませなかった。
打っては「4番・DH」で先発出場したフランミル・レイエス外野手(28)が一回2死一塁から右越え2ランを放って先制。六回2死二、三塁では今川優馬外野手(27)が左前適時打、七回1死満塁からは途中出場の江越大賀外野手(30)が左前に2点タイムリーを放って試合を優位に進めた。
しかし、3番手の高卒3年目右腕・達孝太投手(19)が楽天打線につかまった。七回無死二、三塁から犠飛で最初の失点を献上すると、2死から5連打を浴びるなど5点を失った。
それでも最後はこの男が試合を決めた。九回先頭の水谷瞬外野手(22)が右前打で出塁し、すかざず二盗を決めてチャンスメーク。江越の二ゴロで1死三塁とし、最後は途中出場の清水優心捕手(27)がカウント3-2から粘って逆方向へ勝ち越しの右前打を放った。
終盤に追いつかれたが、1点差の接戦をものにした。これで春季キャンプの対外試合は5戦全勝となった。
■2番手で登板して3回3安打無失点に抑えた根本
「まだ完全ではないけど、だいぶ良くなっている感じはする。結果的に三振も取れて良かった。初球ストライクというのは意識していたけど、なかなか決まらなかった。その辺は練習からもう一回しっかりやって、次の登板までにはもう少し良くなっていればいいかなと思う。先発をやっている以上、試合をしっかりつくらないとダメだと思うので。試合をつくれる投球をしていきたい。前回はちょっと悪すぎたっていうのがある。1試合目の時は、そこまで悪かったとは思わなかった。前回はあのフォームにして、ちょっと悪いところが出た。もう少しイニングも伸びてきたら結果も変わってくると思うので、もっといい状態に持ってこれればいいなと思います」
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