札幌DF馬場晴也 今年こそJ1の開幕スタメンに「注目度の高い試合なので、そこに懸ける思いは強い」
【コンサドーレ熊本キャンプ】
■2月18日、熊本県・大津町運動公園球技場
練習試合全7試合出場
17日にJクラブと開幕前最後となる練習試合を戦った北海道コンサドーレ札幌は18日、午前練習でボール回しなど軽めのトレーニングを行った。札幌加入2年目のDF馬場晴也(22)はキャンプ中の練習試合7試合全てでプレー。自身3度目、そして札幌加入後では初となる開幕スタメンに向け、最後の1週間でさらに状態を上げていく。
背番号88(ババ)で心機一転
今季から背番号を自身の名字にちなんで88番に変更した馬場。新背番号の披露の場は開幕戦の地・福岡となりそうだ。沖縄から続く長期キャンプをここまで故障離脱することなくほぼ全てのメニューを消化しいる。「1回人生で膝を大ケガしましたけど、あまり筋肉系(のケガ)で離脱するタイプでは無いので。自分の中では手応えはいつも通り、問題なく来ています」。今季の練習試合には欠かさず主力組で出場し続けており、開幕戦の先発メンバー入りが有力視される。
「攻守の切り替えで緩みがちょっとあったかな」とダメ出し
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
前日に行われた練習試合では先発メンバーに名を連ねて90分間出場。自身のプレーについて「このキャンプでこだわっている結果は出せなかったので、あまり納得はいっていないです」と厳しい自己評価を下した。チーム全体としても「開幕前最後の試合だったので、公式戦を意識してもっとやるべきだったかなと。このチームで特に大事な攻守の切り替えだったりで緩みがちょっとあったかなと思うので、そこは改善点ですね」と反省点を口にする。「残り1週あるので、紅白戦などで自分がそういうことを意識させて、もうちょっとピリッとした空気にならなきゃいけないかなと思っています」。浮き出た課題を開幕戦までに改善すべく、高い意識を持って最終調整する。
初のJ1開幕スタメン「そこに懸ける思いは強い」
東京V時代の2021年、22年に先発メンバーとして開幕戦出場を果たしている。その意義を「1年の始まりなので、開幕戦に出られるんだったら自分の中でモチベーションも高まりますし、やっぱり注目度の高い試合なのでそこに懸ける思いは強いです」と、リーグ戦の38分の1以上の価値があると強調する。「それだけの準備をして来られた自信はあるので、残り1週間もその気持ちでやっていきたいです」。昨年の開幕戦は後半43分からの途中出場。今年は3年ぶり、そして初のJ1での開幕スタメンとして試合当日を迎えてみせる。