１９日に東京都内でＪリーグの開幕ＰＲイベントが開催され、北海道コンサドーレ札幌からはＤＦ岡村大八（２７）が出席した。トークコーナーでは、２４日の開幕戦で対戦する福岡ＭＦ紺野和也（２６）と早くも舌戦を交わした。

「守備の福岡を攻撃的な札幌が圧倒できるように」

　キャンプ地の熊本からチームの代表として駆けつけた岡村。先攻は司会から指名された福岡・紺野。「札幌さんは、うまい選手が多くてコンビネーションも良いので、良さを出させないように」と意気込むと、後攻の岡村は「福岡さんは守備が堅くて非常に統率力が取れたチームだと思うんですけど、うちも攻撃的って言われることが多いんで、守備の福岡を攻撃的な札幌が圧倒できるように、そういった試合を見せたい」。昨季リーグ戦成績１分１敗と白星なしの相手から勝ち点３をもぎ取り、スタートダッシュを切る。

守備の要として最終ラインで体を張る覚悟

　沖縄、熊本とキャンプ期間は合計１カ月を超えた。今季は１０人が新加入。さらに別メニュー組だった選手も続々復帰し、５日後に迫った開幕スタメン争いも最終コーナーにさしかかっている。昨季は３バック中央で移籍後初の開幕スタメンを任され、リーグ戦３１試合に出場するなど確固たる地位を築いた。「僕は行けと言われれば行ける準備はしていますし、もちろんそのつもり。体的に問題はない。１対１でオールコートマンツーマンとは言いますけど、その中でカバーリングの部分が大事になってくる。距離を近く、いざ行かれても僕がカバーリングできるように距離感を常に保っていきたい」。今年も守備の要として最終ラインで体を張る覚悟だ。

日本代表にも意欲「名前をしっかり売って行けば」

　チームでも中堅にさしかかる２７歳。外国籍選手にも対等に張り合える屈強な対人を武器に、日の丸入りへの思いを明かした。「個人的にはそこは強く目指しているところ。ただそこで評価されるには、まずはチームの結果と順位、自分のパフォーマンスが大事になってくる。まずはチームでしっかりやって順位が上がっていけば、そこも見えてくる。３月にも代表戦があると思いますし、名前をしっかり売って出して行けば」。チームの勝利を最優先に、プロ６年目を飛躍のシーズンにする。