ファイターズ
2024/02/19 21:30

新庄流タッチアップ改革〝助走付けて本塁突入〟高難度の裏技で得点力上げる

選手たちに走塁を指導する新庄監督(右から2人目)=撮影・小田岳史

■春季キャンプ 第4クール第5日(2月19日、タピックスタジアム名護)

あえて前足をベースの上へ

 日本ハムの新庄剛志監督(52)が19日、沖縄・名護で行われた練習中、タッチアップの改革に着手した。通常のタッチアップは後ろ足をベースの端にセットし、捕球と同時に最短距離でスタートを切るが、新しい試みでは、あえて前足をベースの上に置き、助走を付けてダッシュする。塁間27.431メートルの攻防を制するため、高難度のチャレンジを開始した。

三塁付近でタッチアップの練習をする選手たち。手前は加藤豪=撮影・村本典之

 

無死三塁または1死三塁を想定

 野手が三塁付近に集まり、間一髪のクロスプレーで相手を出し抜く〝裏技〟をテストした。想定は無死三塁または1死三塁。走者が見やすい中飛、右飛のタッチアップに限定した戦略だ。およそ一歩分、走る距離は長くなるが、助走により、本塁到達が速くなる―という理論に基づいている。

約0.2秒縮まった選手も

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい