初単独ライブ「～最初で最後～」がもうすぐです

　マシンガンズの西堀亮です！ 「マシンガンズ初単独ライブ～最初で最後～」（３月１日、東京・よみうり大手町ホール）がもうすぐです。ようやく何となくのビジョンが見えてきましたよ。外側さえ決まっちゃえば、あとは詰めていく作業。この手の漫才はね。まぁ、できなくてもその日は来る！（笑）。今回はイベント制作のK-PROさんに入ってもらって、だいぶ救われてますけど。思ったよりもやることが多い（笑）。会場を決めてフライヤーの写真をどうするかまで考え出すと、結構な人手が必要なんですね。物販の担当とか、グッズの発注もそう。ライブではもちろん新ネタもありますよ！ キレ芸はほぼ新ネタでやります！ あとはちょっと毛色の違ったものを何個か…。どうなるかは…全然わかんない！（笑）

ホームでスベったら…

　今年も「THE SECOND」の予選が始まっているし、それ以外でもライブをやっていくためにネタを作ろうってことでもあります。やっぱりお客さんの反応を見られるのは大きいよね。単独ライブで俺たちを観に来て、スベるなんてことがあったらよっぽどですから。ホームの環境でスベるってことは、どアウェイだったら信じられないぐらいスベるってことですよ（笑）。

　ありがたいことにチケットは即完売でした。少なくともキレ芸をやり始めてからがキャリア的に胸を張って芸人だって言えるスタートだと思ってるんです。当たり前の言葉になるけど、この単独ライブは集大成以外の何ものでもない。配信でも見られるので、ぜひ見てくださいね！

SNSのエゴサーチやってますよ

　最近は、ネタにもしてやろうと思ってSNSのエゴサーチやってますよ。エゴサーチはこの仕事の醍醐味です！（笑）。逆に言えば、今まではみんなの声が聞こえなかった部分もあるから、それが増えたことは喜ばしい点かな。ただ、匿名でモノを言う時代だからね。それはずるいでしょ、と思うこともあるな。その人の話が明らかに嘘であっても、イメージを下げちゃうことってのはありますからね～。

意外と嫌われてないみたい

　ところが、これでまた匿名ってのがなくなると、そういう人はコメントしなくなるのかなぁ？ どうなんだろ？ こっちがネットの意見を気にしないようにしなきゃいけないのもおかしいのよ。まぁ、SNSありきの現代だと、イメージ下がることがプラスに転化していくこともある。そうなるとあんまりだなと思っちゃう。浅ましいっちゃ浅ましい感じになってきた。燃えればいいって本気で思っている人も多いしなぁ。SNSとはうまく付き合っていくしかないなぁ。でも、我々は「THE SECOND」の準優勝以来、肯定意見ばっかりですので。意外と嫌われてないみたいなんですよ。

常に不満ありき

　でもあれですね、忙しくなると「ふざけんなよ、休ませろよ！」と思うし、暇が続くと「ふざけんな、マネージャー何やってんだ！ 仕事入れろよ！」と思うし。完璧に穏やかに過ごせる日なんか来ない気がするなぁ。常に不満ありきですもんね（笑）。

土佐兄弟がクラスＪ。あれは腹立ったなぁ

　去年、青森の仕事を終えて飛行機で帰ってくるときなんて、マシンガンズがエコノミー席で、土佐兄弟がクラスＪだったんですよ。あれは腹立ったなぁ。不満だらけなんですよ（笑）

十何年ぶりに実家に帰った

　先月の下旬くらい、またまた仕事で北海道に行きましたよ。実家にも久しぶりに帰りました。どれぐらい帰ってなかったんだろう。でも、飼っている犬が変わっててね（笑）。リボンちゃんっていうんですけど、リボンちゃんの若い時全然知らないのに、もう１１、２歳のおばあちゃんだって。それぐらい実家に帰ってなかったってこと。もう十何年ぶりかぁ。実家も引っ越して変わってるけど、帰らなさすぎてその実感もなかったなぁ。

もう普通の靴で雪道は歩けない

　久々に帰るとね、冬の北海道はやっぱり寒さの質が違うよね。あとみんな！ あんなに歩きにくところをよく歩いてるな！ 俺は今回の帰省でスノーブーツ買いましたからね。やっぱり必要だよ！ もう俺は胸を張って道産子と言えないかもしれない（笑）。だってもう普通の靴で雪道歩けないんだもん。

　ちょうど大通公園では雪祭りの雪像を作っててね。子どもの頃に行ったなぁ。当時は真駒内の方でもやっていて、滑り台が好きだったんですよねぇ。今はスベるの大っ嫌いなんですけどね。今回の仕事では、小樽にロケしに行って「なると屋」の若鶏の半身揚げを食べましたよ。まぁしかし、めっちゃうまいね！ ハマったよ。仕事中でビールを飲めなかったのが残念すぎてね。また食べたいなぁ。

懐かしい公園

　地元だと、新琴似駅なんかは思い出があるなぁ。石狩南高から冬はバスで帰って来てさ。あそこでいつも「百合が原駅」行きの学園都市線を待ってたんだよ。１時間に２本くらいしかなくてね。電車の本数っていうのは東京と違うからね。東京に来て一番驚いたもんな。電車が次から次に来るなって。あとは、百合が原公園でも結構遊んでたんだよなぁ。何もない公園だったけど、すごい懐かしい。今度はそっちの方に行けたらいいな。

小学５年で野球デビュー、初試合の成功体験

　子どもの頃と言えば、小学５年生から少年野球やってましたね。遅いんですけどね、５年生からでは。当時は野球全盛で、子供も多かったからチームもたくさんあったけど、５年生で始めたのに強いチームだったら試合に出られないでしょ。なので当時はすっごい弱いチームに入ったんですよ。そしたら体もけっこう大きかったもんで、とんでもない新人が入って来たってなって。入った次の日には試合にも出てたもんな。キャッチボールぐらいしかやったことないのに…（笑）。レフト守って、レフトフライを捕った。それ以上の成功体験あったかなぁ。その後を考えても…（笑）。

「おい、清原！」

　今年もプロ野球の春季キャンプが始まって、球春を感じるね。小さい頃は野球ばっかり見てたんだよね。札幌円山球場にも行ってましたよ！ 西武対近鉄だったかな？ 清原選手がいてね。「おい、清原！ サインくれよ！」って言ったら、「うるせぇ！」って言われましたね（笑）。そういうのもあって、野球やってみようと思ったのかな。なんかプロ野球選手と話せただけでもその時は嬉しかった。実際、西武ライオンズの帽子はずっとかぶってましたからね。清原さん、大きかったなぁ。

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【今月の西堀さんぽ】

　実家の近く。川の先には小さくですがナイター営業のスキー場が見えます。

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■プロフィール　西堀　亮（にしほり・りょう）　１９７４年１０月４日生まれ、札幌市出身。石狩南高卒業後、お笑い芸人を目指して上京し、相方の滝沢秀一と１９９８年にマシンガンズを結成した。２００３年から太田プロダクションに所属。０７、０８年「Ｍ－１グランプリ」準決勝進出。１２年「THE MANZAI2012」の認定漫才師５０組に選ばれる。２０年、発明学会「身近なヒント発明展」にて優良賞を受賞。２３年「THE SECOND～漫才トーナメント～」グランプリファイナルで準優勝。