コンサドーレ
2024/02/23 07:00

主将を受け継いだ荒野には意地とプライドを前面に出して開幕戦に向かってほしい《河合CRC竜の眼》

 

開幕戦は特別なもの

 いよいよ明日24日、北海道コンサドーレ札幌は福岡との今季のJ1リーグ開幕戦を迎える。開幕スタメンにどのようなメンバーが選ばれ、どのようなサッカーが展開されるのか。読者の皆さんも今頃ドキドキワクワクしているのではないだろうか。

選ばれた選手は誇りを胸に戦って

 私が現役選手だった頃は開幕戦はやはり特別なものだと考えていたし、開幕スタメンに選ばれたいという思いを持って日々の練習に励んでいたことを思い出す。明日の試合に出場する選手たちには、開幕メンバーに選ばれたという誇りを持って、堂々とピッチに立って戦ってほしい。

2月17日の練習試合を視察

 チームの仕上がり具合を確認するため、17日に行われたJクラブ、鎮西学院大との練習試合を熊本で観戦してきた。事情により対戦したJクラブに関する情報を公開できないため、詳しい内容をあまりお伝えできないことをご了承いただきたい。

開始10分で4得点 厚みのある攻撃できた

 Jクラブとの練習試合で札幌は5得点をマークしたが、このことはチームにとって非常にプラス材料と言えるだろう。特に開始10分までに4得点を奪っており、この時間帯は相手に何もやらせていなかった。2人、3人と絡んだ厚みのあるミシャサッカーを展開できていたし、自分たちの形にもっていけたときの攻撃は本当に魅力的だなと感じさせられた。

いい流れのときはゲームを支配 MF小林のキック精度も高かった

 相手のミスで得点を奪ったシーンもあったが、そのミスを誘発させたプレッシャーの掛け方も見事だった。いい流れのときには攻撃に厚みがあったり、セカンドボールを拾えたり、トランジションの部分が速かったりと、本当に良い面が出せていた。セットプレー絡みでも2得点をマークしたが、キッカーを務めたMF小林のボールの質が非常に良く、シーズンに向けて期待を抱かせる精度の高さを披露してくれた。

課題の残ったビルドアップを向上させるには

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