【一問一答】北山亘基 サムスン戦3回0封も「もっともっと勢いのあるピッチングができた」
■練習試合 サムスン1ー13日本ハム2軍(2月20日、タピックスタジアム名護)
日本ハムの北山亘基投手(24)が20日、沖縄・名護で行われた2軍のサムスン(韓国)戦に先発し、3回を2安打無失点に抑えた。ストライク先行の投球でペースをつかみ、相手打線を危なげなく料理。首脳陣へのアピールに成功した。登板後の一問一答は以下の通り。
―3回を無失点
「結果的には3イニングをゼロで抑えることができたので、そこは良かったですけど、もっともっと勢いのあるピッチングができた。きょうは型にハマったというか。勢いづいて投げていけば、より迫力のあるピッチングができるんじゃないかな、というような課題がありました」
―直球に力があった
「今の取り組みとして、力みすぎてボールになるより、球の質を確保しながらゾーンで勝負する、というところが初歩的な課題。そこはある程度クリアできていて、その上で球速も出ていたと思うので、良かったかなと思います」
―変化球がキレていた
「まだちょっと納得していない。今回はカットボールの延長で空振りが取れていたんですけど、ちょっと曲がりが大きすぎた、というのが反省点。どっちかというと、もうちょっと真っすぐの軌道で強さを残したまま変化する、ということを求めているので、これから練習の中でうまく修正していけたらなと思っています」
―スライダーとは別
「結果、スライダーみたいなボールにはなったんですけど、本来であればもうちょっと強くて変化の小さい感じのカットボールにしていきたい」
―開幕ローテー枠はあと1つと言われている
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「僕自身、挑戦する立場ではありますけども、ファイターズの優勝に貢献する一つのピースになるつもりで日々、やっているので、うまく開幕の日に向けて、けがなくやっていけたら、自分の中では力になれるんじゃないかなと思っているので、そこを楽しみに頑張っていきたいなと思ってます」
―緩急への自己評価
「一応、持ち球としてはカーブが自分の中では緩急の一つになるかな、というのがあります。きょうはカーブ、真っすぐをうまく使えていた部分もあったので、そこは良かったかなと思います」
―新フォームの定着度は
「試合の中で崩れたりしないというのは、良かったかなと思うんですけど、より迫力のある、安定感のあるピッチングができるんじゃないかなと思います」
―型にハマりすぎてしまったとは
「フォーム、トレーニングだったり、新しいことに挑戦していて、対バッターに全部、集中できたかというと、きょうの段階ではできていなかった。どこかしら意識だったり、どうしよう、という部分が多少あった。そこをもっとなくして、マウンド上ではバッターを抑えることだけに集中できるようなところまでいけば、という意味で言いました」
―ファーストストライクを取れていた
「このキャンプ、チームの中で統一してやっている課題というところで、僕自身もチームに属している以上は、忠実にやっていきたいな、というのがあります。実際、シーズンが始まってしまえば、ゼロに抑えることが一番大事だと思うので、そこは変に重く捉えすぎずに、今この時期だから、という意味で前向きにやっていきたいなと思っています。できるのは理想ですけど、全部が理想通りにはいかないと思うので、そういうところもうまくやっていけたらなと思います」
―カットボールを駆使する意図は
「真っすぐの延長線上で変化する、という部分を意識していて。うまく投げれば、真っすぐも並行して良くなるように、やっていきたいなと思っています」
―どういう場面に使いたいか
「真っすぐでファウルを稼いだり、押していく、というスタイルではあったんですけど、一辺倒になってしまうと、苦しくなる場面もあると思うので、意表を突くというか、うまく錯覚させるようなボールとして使っていけたら」
―握りは
「ほぼ真っすぐと一緒ですね。若干、縫い目だけ変える感じで。そのまま真っすぐの感じで投げるんですけど、きょうはちょっと曲げにいった部分があったので、そこは課題かなと思います」
―空振りは取れていたが、意図したものではなかったか
「思ったよりもキレ自体は悪くなかったので、結果、三振になったのは良かったんですけど、自分の中では内野ゴロだったり。打ち取るイメージで投げていたので、自分の意図通りに今後、使っていけたらなと思います」