《SHINJOの信条》去年、彼がいたら変わっていましたよ
■春季キャンプ第5クール第1日(2月21日、タピックスタジアム名護)
―(自ら)
「(スパイクの)ひもについて(選手に)言っている。ひもが長くて。タイガース時代、細かい動きをする時に、ひもの間にスパイクのけんが入って、ランダンプレーでアウトになった選手がいた。短くしようや、と話をした。細かいことかもしれないけど、大事な試合で起こってしまったら、ちょっと後悔するし、先に言っておいて」
―スティーブンソンと会話していたのは
「あれは自打球。スティービーのスパイクは、ちょっと硬さがない。普通のスニーカーと一緒。152キロのボールがきてファウルが当たって、骨折でもしたら(困る)。彼は足が売りの選手でもあるから。ガードしたらどうかと八木さん(打撃コーチ)に聞いてもらったら『俺は野球を始めて一回も当たったことがない。だから大丈夫だ』と。見ておいて下さい、オープン戦で当たる(笑)。気持ちは分かる。打った後、(走るときに)邪魔になる。昔は高橋慶彦さんとか、速い選手は何も付けないと言ってました。タイムが遅れるから。そんなに遅れるかなって思いながら。いろんなコーチのアドバイス、意見を聞いてみて。なるほどなっていうものは参考にする」
―20日の2軍戦に出場した加藤豪が休日返上で練習に参加
「出たいって言うから。志願、志願。僕はメニューをこなすんで、出ますと。どうなんだろうね。俺なら毎日出たいタイプ。部屋にいても、ユーチューブで見るものもないし。テレビのチャンネルも少ないし(笑)。むちゃくちゃひま。アメリカではいろんなところにショッピングモールがあって。見るものが新鮮で、いろんなデザインの服、サングラスも。沖縄はそのへん、近いから。おいしいサーターアンダーギーのお店が恩納村にあるんですよ。好きで朝ご飯に食べたり。場所によって違う。焼き具合。さくさく感が」
―休日は出かけることが多いか
「行かない、行かない。人がいっぱいいるところには行かないですね。祭りとか海も行ったことがない。一回、雪まつりに行ったかな、北海道の。15分いられなかった。200人ぐらい来たかな。もう帰ってくれ、となって。俺、あれ(雪像)になった。うれしいですね。今年で3年目かな。作ってもらって本当にうれしいですね」
―キャンプも最終クール
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「早かったですね。今年も。あと6日間か。毎年早いな。今年は特に早い」
―国頭視察予定は
「斎藤友貴哉くんと細野くんがピッチングする。ちょっと考えようかな。こっちでも投げるんですよね。伊藤くんと加藤(貴)くんが。ただ2人は自分たちで分かっているだろうし。斎藤友貴哉くんが153キロをちょっと前に投げていたから、もうちょっと体も仕上がってきてどんなボールを投げるのかなと」
―斎藤友貴哉への期待は大きい
「あるあるある。めちゃくちゃあったの去年。去年、彼がいたら変わっていましたよ。3位と1・5ゲームくらいの時に彼がいて1点差とか防げたら…これはタラレバですけど。そういう期待を持って、一発目に足をやったときにうわーと。あれだけ速いボールを投げるならそうなるかと」
―練習していた助走を付けたタッチアップは今後、試していくか
「このオープン戦でやっていこうと思って。ああいうタッチアップになったときに、リクエストとかも入ってくるだろうから。去年、楽天戦で僕が速いと思ってリクエストを出したら(外野の捕球と走者のスタートを確認できる)カメラがなくて。ロッテでもあったんですよ。違う試合だったんですけど。リクエストのルールを導入するならば、すべての塁でカメラを設置して貰わないと意味がない。(ないなら)『映像はありませんでしたけど、私の判断でアウトです』とかね、ハッキリ言ってくれたらいい。リクエストをしっかりできるカメラを全球団(本拠地に設置できたら)。地方球場はちょっと、仕方ないので。地方球場はスマホでいいんじゃないですか(笑)。いまね、スマホで映画を撮れるくらいですから(笑)」
―昨年、左足を骨折した浅間が2軍のサムスン戦で3安打
「向こうのピッチャーのレベルが低いといっても、生きたボールがきていてそれをしっかり捉えている。ですけど、2打席、良い感じで打って、次の打席がもったいなかったですね。ファーストゴロ。あそこでしっかり2打席打っているんだから、自分のおいしいボールだけを狙って余裕を持って打ってほしかったですね。なんか1年目の時の浅間くんの足のスピードというか、スローイングにしても、もっとおっーという感じがあった。一回、けがをすると怖さが脳に残るから。それでパフォーマンスが下がってきてしまうのも分かる。でも、これからオープン戦。稲葉監督から聞いて面白いとなったら、これまたぽーんと上がって、どうなるか分からない」
―クール中でのメンバー入れ替えも
「それはもちろんありますよ。もちろんもちろん。進藤くんもね。なんか昨日、指に(バットが)当たって。大事には至らなかったんですけど、はい」
―育成の投手が3月以降のオープン戦で登板する可能性は
「いや、どうだろう? ちょっと(登板機会は)減ってくるかな。これからは伊藤くん、加藤くん、山崎くん、外国人もイニング数が増えていくので。下(2軍戦)の方で投げるんじゃないかな。もし、めちゃくちゃ見たい、めちゃくちゃいいとなったら、ポンと来てもらって見たい」