【一問一答】新庄監督が期待する斎藤友貴哉 約1年ぶりの実戦形式登板に「遠足に行くような気分」
■春季キャンプ 第5クール第3日(2月22日、くにがみ球場)
沖縄・国頭での2軍キャンプに参加している日本ハムの斎藤友貴哉投手(29)が22日、右膝前十字靱帯(じんたい)断裂からの完全復活に向けて、また一歩前進した。昨年2月1日の紅白戦で負傷して以来、約1年ぶりの実戦形式登板。打者5人と対戦し、許した安打は1。25球を投げ、最速は154キロだった。一問一答は以下の通り。
―打者相手に約1年ぶりのピッチング
「1年ぶりぐらい。自分の中で、投げられただけでも100点満点です」
―新庄監督も視察に訪れた
「まず投げられただけで良かったんですけど、次に生かす課題ができたので、それもまた楽しみだなと思います」
―課題は
「真っすぐがまだちょっとつかめていないので、またここからブルペンでどんどん投げていって、(課題を)つぶしていきたいなと思います」
―その中でも最速154キロ
「ちょっとまだ自分の力の状態と、その球のギャップがあるので、まだ鍛えどころというか、伸びしろなのかなと思います」
―球速はまだまだ出るか
「まだ…はい、まだ出ます。でも、まずコントロール良く打者と対戦することが一番だと思うので、打者と対戦できるように。自分と対戦しないで、打者との対戦を楽しめるように、これからも練習をやっていきたいなと思います」
―今のコンディションは何%
「コンディション…100%なんですけど、体的には。えっと、まだまだ技術的にも伸びるかなと思うので。もう体のコンディションは100%です」
―1年前のけがから復帰。今の思いは
「そうですね。すごくこの1年間が早かったんですけど、すごく楽しかった感じですね、きょう一日、えーっと、遠足に行くような気分で、前日ぐらいからちょっと楽しめたかなと思います」
―新庄監督が、去年チームにいてくれたら、もっと上を目指せたと話していた
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「はい、すごくありがたいです。今年それに貢献できるように、これから練習でレベルアップしていきたいと思います」
―今季の決意
「新庄監督、3年目。日本一、まずリーグ優勝。男にします」
―狙うポジションは
「チャンスをいただけるだけでありがたいので、まずそこから。その序列というか、自分の地位をどんどん高めていけたらなと思います」
―最終的に目指したいポジションは
「やっぱりゲームの後ろで、勝敗を分けるようなピッチャーになりたいです」
―ファンへ
「今年、実質日本ハム1年目ぐらいの斎藤なんですけど、皆さんの記憶に残るような投手になります」
―緊張感はあった
「緊張感めっちゃあったっす。やっぱり、あの、1年ぶりだったんで、まあ内心ちょっとバクバクで。まあでも、その緊張も自分で受け入れながら。緊張しているということで、それもないとパワーも発揮しないと思うんで。これからもどんどん緊張していくと思うので、それを楽しんでいけたらなと思います」
―きょう、気にした部分は
「きょうはもうバランスですね。まあちょっと左バッターに抜けるボールもあったんですけど。左バッターへの真っすぐ。まず力を出しすぎないっていうところと、がむしゃらに投げない。ほんとにバランスという点を重要視して投げました」
―新庄監督が視察に来ると知ったのは
「ニュースで知りましたね。きのうですね」
―それを知って、どう思った
「ちょっと力入っちゃうなとは思ったんですけど、それもちょっと自分の中でセーブできたんで、これから本当に次に生きるなと思います」
―きょうの投球の中で、自分を褒められるなという部分は
「褒められる…どうですかね。まあフォークは落ちてはなかったんですけど、ゾーンの中でいけたのと…ちょっと、ないですかね。フォークぐらい。フォークぐらいです、すみません。真っすぐをどんどんここから褒めていけるようにやっていきたいですね」
―新庄監督が故障した時の怖さを脳が覚えていなければいいと話していた
「まだ怖さがあるので、そこがやっぱり自分の中でも、どんどん登板を重ねていく上で、脳にこびりついている負傷のイメージというのをどんどん取り除いて、自分のパフォーマンスをしっかり発揮できるような体にしていきたいですね。ここから。3月中にですね」
―実戦登板は、どれくらい
「あともう1回、たぶんライブBPをして、試合に入っていく形だと思います」
―3月に実戦
「はい、そうです。たぶん鎌ケ谷に1回戻って、ライブBPをやって、2軍で投げてって感じですね」