コンサドーレ
札幌第13代キャプテン・MF荒野拓馬 初陣勝利に向けチーム鼓舞する「自分が走って戦って勝つんだぞという気持ちを前面に見せる」
【コンサドーレ熊本キャンプ】
■2月23日、熊本・大津町運動公園球技場
北海道コンサドーレ札幌は24日の福岡とのJ1リーグ開幕戦(ベススタ、午後2時キックオフ)に向けて午前練習を実施し、11対11やセットプレー練習などで最終調整を行った。今季から新たにキャプテンに就任したMF荒野拓馬(30)にとって記念すべき初戦。札幌U-18の同期が率いる福岡から勝ち点3を奪い、その船出を最高のものとしてみせる。
「ようやく開幕する、楽しみな気持ちでいっぱい」
さあ、いよいよ荒野率いる〝新生コンサドーレ〟の出陣だ! 1月16日に沖縄の地で始動してから約1カ月。ついに今季の開幕戦を迎える。開幕戦前日「ようやく今年のシーズンが開幕するんだという思いで、楽しみな気持ちでいっぱいです」と、荒野は高鳴る胸の鼓動を感じている。
さすがの荒野も緊張感から〝悪夢〟にうなされた
札幌U-18在籍時の2010年にリーグ戦デビュー。プロ15年目のシーズンに任されたキャプテンの大役。さすがにその役割の重さを痛感しており「毎年、毎試合緊張感はあるんですけど、責任感という意味ではキャプテンの立場になってちょっと緊張しているのか、1週間ぐらい前に試合開始の円陣に遅れる夢を見てしまうぐらい不安というか、緊張しているのかなという感じです」と〝悪夢〟にうなされたそうだ。
今まで経験したことのない特殊な緊張感。その不安を払拭するためにも、今まで以上のファイティングポーズを誇示するつもりだ。「自分が走って戦って、勝つんだぞという気持ちを前面に見せられれば、それについてくる仲間がいると思いますし、自分もそういった選手に支えられているので、鼓舞し合いながら戦えればいいかなと思います」。自らが先頭に立ち、札幌イレブンを戦闘集団へと変貌させてみせる。