高校野球
2024/03/18 16:30

【北海14度目の春】⑤2011年大会 48年ぶり8強決めた代打決勝打の松本桃太郎さん

ホンダ鈴鹿で社会人8年目を迎える松本桃太郎=撮影・西川薫

 第96回 選抜高校野球大会が3月18日に阪神甲子園球場で開幕する。北海道から昨秋の全道王者・北海と21世紀枠で別海が初出場する。北海は1963年大会で北海道勢最高成績の準優勝を収めるなど、道勢最多14度目の出場を誇る。歴代OBから甲子園開業100周年の節目に出場する後輩たちへのエールを紹介する。

センバツは控え三塁手、2年夏に一塁のレギュラー奪取

 2011年の第83回大会2回戦・天理戦(奈良)で六回裏に代打決勝適時打を放ち1-0で48年ぶりの8強入りを引き寄せた松本桃太郎さん(29、ホンダ鈴鹿)。選抜では背番号「15」で控え三塁手だったが、甲子園帰りの春季大会から「3番一塁」でレギュラーに定着し47年ぶりの甲子園春夏連続出場に貢献した。

昨年6月に母校訪問「これ絶対甲子園出れる」と確信

 社会人8年目の今年も、F1日本グランプリが行われる三重・鈴鹿サーキットに隣接するグラウンドで始動した。選抜甲子園と同時期の3月20日に愛知で行われる東海地区春季大会でシーズンインする。昨年6月の北海道遠征時には、夏の大会を控えた母校で練習に参加。「そん時もう確信したんすね。これ絶対甲子園出れるって。チームのまとまりとか個人の能力も、ちょっとこれは抜けてるなと思った。今回もぜひ勝っていただいて、なんなら優勝してもらいたいですね」と、自らが果たせなかった頂点に期待を込める。

イチロー見倣い、甲子園初打席は頭の中で実況してた

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