札幌の高卒ルーキーMF原康介 あるぞ!3月2日鳥栖戦のメンバー入り
■2月25日、熊本・大津町運動公園球技場
▽練習試合(45分×2) 北海道コンサドーレ札幌2-1福岡大(2-0、0-1)
【札幌得点者】青木、浅野
福岡大との練習試合に70分間出場
貪欲にメンバー入りを狙っていく。北海道コンサドーレ札幌は24日の福岡戦に先発出場しなかったメンバーで、福岡大との45分×2の練習試合を行った。名古屋高から加入したMF原康介(18)は左ウイングバック(WB)で先発し、後半は右WBでもプレー。約70分間の出場時間で、3月2日鳥栖戦でのメンバー入りをアピールした。試合はMF青木亮太(27)、MF浅野雄也(27)がゴールを記録し、2-1で勝利した。
得意のドリブルで積極果敢に切り込む
持ち味の推進力を見せた。敵陣深くでボールを持つと得意のドリブルで積極果敢に切り込んだ。前半19分にはペナルティーエリア左手前でボールを受け、そのまま右足を振り抜いた。しっかりミートしたシュートは枠内を捉えていたが、相手GKのファインセーブに阻まれた。それでも、原は「チャレンジはできたかな」と充実感をにじませた。
監督の意向で右WBにも挑戦中
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後半は右WBにポジションスイッチ。名古屋高時代は左側のみだったが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)の意向もあり、右WBにも挑戦中だ。「将来的に右もやれるようにと言われている。左も右も差のないようにやれれば」と鼻息は荒い。戦列を離れている選手が多いこともあり、プレーの幅を広げられると出場機会も自ずと増えていく。
開幕戦観戦し「その中でプレーしたいとより一層思った」
高卒ルーキーとして加入した原にとって、24日に行われた福岡との開幕戦は特別なものとなった。スタジアムの雰囲気やプレー強度など、初めて目にするものばかり。「プロの舞台は観客の応援とかもすごい。その中でプレーしたいとより一層思った」と胸が高まるものを感じた。自らがピッチに立っていることも想定し「もっと仕掛けたいなというのはあります」とシミュレーションを欠かさない。
「1試合でも早くベンチ入り、スタメン狙っている」
26日のオフを挟んで、次節のメンバー入りへ挑んでいく。「1試合でも早くベンチ入り、スタメンは狙っている。その中でこの1週間でアピールしていかないと」。高卒だからといって、臆するわけにはいかない。将来の札幌を担うであろう若武者が、プロデビューの権利をつかみにいく。