センバツ21世紀枠で初出場の別海&3年ぶり14度目出場の北海が鈴木知事にW進撃誓う
道庁を表敬訪問
第96回選抜高校野球大会が3月18日に阪神甲子園球場で開幕する。3年ぶり14度目出場の北海と21世紀枠で初出場する別海が26日、道庁の鈴木直道知事(42)を表敬訪問した。両校が初戦に勝利すれば、2013年に8強入りした北照と21世紀枠で1勝した遠軽以来、北海道勢5度目のW進撃となる。
別海らしい野球で甲子園1勝
午前中に日本ハムの室内練習場で練習してから、道庁を訪れた別海ナイン。中道航太郎主将(2年)は「甲子園ではまず1勝を目標とし、今まで支えてきてくださった生徒の方々に感謝の気持ちを持って、別海高校らしい野球で、町民や道民の皆さまに勇気を届けられるように頑張っていきます。ともに戦ってきた仲間たちの思いを背負い、全力でプレーしてきますので、応援よろしくお願いします」とあいさつした。
知事としても心強く、頼もしい
鈴木知事も両校を激励。「選手、一人一人の顔を拝見いたしますと、まさに甲子園という大舞台に向かって闘志に満ち溢れている、そういうお顔を拝見し、知事として、心強く、頼もしく感じております。甲子園では当然、強豪校がひしめいているわけでありますが、ぜひ臆することなく、堂々と戦ってきてほしい。ぜひ、道産子として、ハツラツとしたプレーで多くの皆さんに勇気と、そして感動を与える、そういうプレーを心から期待をしています」。
10日間の鹿児島合宿で100%できた
別海は初の道外遠征となった10日間の鹿児島合宿を終え、前日25日に帰道したばかり。就任8年目の島影隆啓監督(41)は「久々の土の上で練習ができたので、僕らのやりたいことは全部できた。100パーセントの完璧なキャンプができたんじゃないかな。雨も多かったけれども、鹿児島の皆さまのおかげで立派な室内、ドームを使えたりして、外でやるのと遜色ない練習ができたのでありがたかった」と、充実した時間を過ごした。
3月2日からの茨城合宿では実戦形式と走り込み
対外試合解禁となる3月2日から茨城で二次キャンプを行い最終調整する。同6日までは毎日、練習試合が組まれている。指揮官は「実戦形式の練習と、大会前の走り込み期間にしようと思っている」と地獄のキャンプを示唆。初の大舞台へ、日本最東端からの挑戦がいよいよ本格化する。
■北海の主将で秋の全道大会に続いて再び背番号1を与えられた金澤光流一塁手(2年)
「昨年の秋より、肉体的にも精神的にも強くなったと思っているので、夏以上の成績を残して、道民の皆さまに勇気をお渡しできるよう、そして春をたくさんの笑顔で迎えられるように、北海道代表として全力でプレーしていきたい」