【一問一答】〝凱旋登板〟の先発・金村尚真は4回途中5失点「次につながらないと意味がない」
■練習試合 日本ハム3-5巨人(2月27日、沖縄セルラースタジアム那覇)
開幕ローテーション入りを狙う日本ハムの金村尚真投手(23)が27日、巨人との練習試合に先発し、四回途中8安打5失点。地元の豊見城からほど近い沖縄セルラースタジアム那覇での〝凱旋登板〟に、家族も応援に駆けつけていた。悔しい結果となったが、登板後は冷静に原因を分析した。一問一答は以下の通り。
―登板を振り返って
「打たれているので…。初回の入りで真っすぐが甘くいったのでそこをもうちょっと考えて、初球の取り方とかはもっと(捕手の)進藤と話し合っていくべきかなと思いました。初球の入り方を考えてやらないといけないなと思いました」
―初回は直球、カットボール中心だった
「そこは進藤に任せていたので、二回からだんだん緩急つけてやっていこうと。進藤もやっぱり一番自信のあるボール、いいボールを使いたいという思いでやっていた。いろんな球種を使っていこうという話をしたんですけど、やっぱりピンチになったらそこに偏ってしまう。そこを使えなかったのもありますし、やっぱりボールをうまくコントロールできていなかったというのもある。しっかり使ってもらえるような球じゃないとダメなので、ピッチングとかでいいボールを投げれば進藤も使い始めると思う」
―投げていて感覚はどうだったか
「いつもより真っすぐでファールを取れなかったのがあります。ジャイアンツがいいバッター揃っているのもあると思うんですけど、僕のピッチング的にあそこファールを取れないと厳しくなってしまうので、そこを今日は弾かれたりしていたので、そこかなと思います」
―巨人の主力打者と対戦した
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「打たれはしたんですけど、悪いところは自分の中で分かりましたし、試合の中でうまく直していかないとダメ。ジャイアンツみたいなすごいバッターが揃っていたら、なおさらうまく調整していかないといけないなと感じました。この時期にああやって悪いところが出て、打たれたのは自分のピッチングにもちろんつながると思いますし、次につながらないと今日打たれたのも意味がない。しっかり次につながるように、また考えて、もう一回、練習していければなと思います」
―4点を失った四回は先頭のオドーアに右前打を浴びて動揺した
「打たれたのはツーシームだったんですけど、ツーシームでしっかり芯を外したつもり。ああいうパワーがあるバッターは打球が速いと感じたので、そういう打者の打ち取り方はもっと考えないといけないなと感じます」
―打席で雰囲気があった
「全員ありましたね。そこは」
―対戦を楽しむ余裕はあったか
「いつもは楽しんで投げているし、僕自身投げている時は楽しいんですけど、今日はバッターの威圧に負けていたというか、僕自身も何投げても打たれる雰囲気があった。もっといいピッチングできたのではと自分自身も思うので、それこそ進藤と話し合って、打たれたのは僕のせいなので、しっかり甘いところに投げない。(四回)2死三塁からキャッチャーの山瀬選手に打たれた初球なんて、もちろん初球はストライクを取りにいく考えでやっているので、そこは間違いではないと思うんですけど、あそこからつながっているわけで。ボールでもいいときはボールでいいかなって、ど真ん中だったのでアウトコースギリギリに投げるとか。簡単に取りにいくのではなくて、しっかりコントロールするだとか、考えてやらないといけないなと今日は感じました。ただストライクを投げればいいわけではないので。もっと考えてもっとピッチング、自分も考えてピッチングできればなと思いました」
―小、中学生時代に何度か登板経験がある球場で、プロ入り後初めて投げた
「やっぱりいいところを見せたいっていうのもあるんですけど、こういう時もあるので、もっといいピッチャーにならないといけないなって改めて思いましたし、こういう時を抑えてこそローテーションに入るピッチャーだと感じるので、そこをもうちょっと考えて次に生かせるような練習をしっかりしてやっていきたいです」