レバンガ大金星 首位千葉を撃破
■B1第7節(10日、札幌・北海きたえーる)
B1東地区のレバンガ北海道が同地区首位の千葉に80―79で逆転勝ち。クラブ通算200勝をホームで達成した。第1クオーター(Q)でつけられた20点差を大逆転。前節のホーム・宇都宮戦に続き、2戦連続で“金星”をゲットした。2016年のBリーグ開始以降初めて、ホームで千葉を撃破。節目の勝利を今季最多2780人のファンと喜び合った。
20点差を大逆転
試合終了が近づくにつれ、会場のボルテージはどんどん上がった。勝利を告げるブザーが鳴ると、コート、スタンドでハイタッチの嵐。佐古HCは「第1Qのミスを3Qかけて取り戻してくれた。選手が諦めずにやってくれた」と最大級の賛辞を贈った。
第1Qは、首位・千葉の攻撃に防戦一方だった。何度もスチールを許すなど20点差。1年前の11月7日、千葉にリーグワーストとなる126失点を喫した悪夢がよみがえった。
だが、今季のレバンガは違った。第2Qに入ると守備が機能し始めた。同時に、PF/CロングとPFブルックスを中心に一気に攻勢へと転じ、7点差で折り返した。
そして第3Q中盤、ついに49―49とした。同点で迎えた第4Qは一進一退の攻防が続いたが、1点ビハインドの残り57秒にブルックスが決めた。飛び込んできた千葉のPG富樫を冷静にフェイクでかわし、値千金の逆転シュート。見事に勝利をつかんだ。
PG橋本主将は胸を張った。「最初から自信なさげにゲームに入る必要はない。今はどこでも戦える」。まだシーズンは序盤。2戦連続で上位を下した。負け癖をぬぐい去ったレバンガがさらにアクセルを踏む。
(西川薫)
■レバンガU18が全国制覇報告
ハーフタイムには、10月30日の「BリーグU18チャンピオンシップ」で初代王者となったレバンガU18が報告会を行った。決勝で22得点、17リバウンド、7アシストをマークし、MVPに輝いたSF内藤耀悠(15)は「応援いただき、ありがとうございました。僕たちはまだ1年生。2連覇、3連覇を目指して日々の練習をしていきたい」と意気込んだ。将来を背負う金の卵たちに会場から大きな拍手が送られた。