新名物が出現！　指揮官の背番号とＴＯＷＥＲ１１にちなみ

　日本ハム本拠地のエスコンフィールド北海道内に新名物が誕生した。新庄剛志監督（５２）のシルエットがあしらわれた四角い巨大看板が２９日、左翼ポール際のホームランエリアにある柱、スタンド２階席部分にお目見えした。

　近接するＴＯＷＥＲ11と新庄監督の背番号１にちなみ「１１１」の数字が刻まれている。公式戦で打球が当たったら１１１万円ゲットのプレゼント企画が始動する。

存在感抜群　新庄監督「選手時代から、これを造りたかった」

　ＴＯＷＥＲ11に向かう上りエスカレーター降り口付近に、ひときわ目立つ看板が掲示された。縦４メートル、横４メートル。背景が黒で、シルエットや数字が金で描かれている。

　練習中、ユニホーム姿の新庄監督が、看板設置場所に出向き「俺ね、選手時代から、これを造りたくて仕方がなかったんですよ。試合（公式戦）でここに当てたら１１１万円をうちのチーム、相手チームの全選手にプレゼントしたいと考えています」と概要を説明。続けて「この１１１万円をプレゼントしてくれるスポンサーを募集しています、ぜひ、協力したください」と呼びかけた。

伏見の一発でひらめき　昨年９月１日のオリックス戦

　きっかけがあった。昨年９月１日にエスコンで行われたオリックス戦。伏見が山崎から左翼ポール際へ、特大の第３号アーチを放った。これを見てひらめいた。「伏見くんでも飛ぶんだと。これは面白い、チャンスがある。それでこの場所に造ってもらいました」と明かした。

Ｆ戦士はフリー打撃でも賞金！？

　公式戦限定の企画だが「うちのチームはフリーバッティングで当てたら、１万１１００円を毎回プレゼント（笑）。引っ張っちゃってフォームが崩れちゃう（笑）」と、おどけた後「ぜひ、他球団の選手もここにぶち当てて、１１１万円をゲットしてください」とアピールした。

軽快トークでＰＲ　リクエスト敢行も視野！？

　看板を直撃したか、外れたか、微妙なケースも想定されるが「際どかったら、リクエストする。試合中に。それで映してもらいます」とジョークを飛ばし「１３５メートルぐらいで当たるんじゃないですか。俺は（現役時代なら）当てますよ。もう、そこしか狙わんわ。そりゃあそうでしょ。３試合で３発なら３３３万円ゲットよ。給料に手を付けなくて大丈夫」と笑い飛ばした。

　賞金を提供するスポンサー募集の詳細については後日、球団から発表される。