阪神の19歳道産子左腕・門別啓人が札幌ドームで凱旋登板 高校の恩師に明かした将来の大きな夢とは
■オープン戦 阪神2-3日本ハム(3月2日、札幌ドーム)
日本ハム相手のオープン戦で先発
日高町出身で阪神の高卒2年目左腕・門別啓人投手(19、東海大札幌高出)が、札幌ドームで行われた日本ハムとのオープン戦に先発して今季初登板。4回2安打1失点で自身に勝敗はつかなかったが、凱旋した北海道で好投を見せた。また、門別と阪神の同期で札幌市出身の茨木秀俊投手(19、新潟・帝京長岡高出)も同点の六回からリリーフ登板。2回を1安打無失点で切り抜け、開幕へ向けてアピールに成功した。
10代で先発ローテに入れば道産子初の快挙
高卒の道産子投手では史上初となる10代でのプロ野球12球団の先発ローテ入りも夢じゃない。そんな期待を持てる投球内容に、北海道の虎党からも拍手喝采が送られた。高校時代から持ち味の右打者の内角を突くクロスファイアーで試合開始からガンガン攻めていった。
二回は不運な失点
一回の先頭打者を140キロのアウトロー直球で見逃し三振に打ち取ると、3者凡退で上々の滑り出し。続く二回は、2死二塁のピンチから左打者の内角をえぐる直球で詰まらせたが、不運にも打球は左前に落ちて先制を許した。三回も3者凡退で終え、四回は先頭で高校の先輩・今川優馬外野手(27)に中越え二塁打を打たれたが、追加点は与えずに1点リードでマウンドを降りた。
内容には満足できず
最速も150キロをマークしたが内容には満足できなかった。「まだまだできるなという感じだった。真っすぐも。変化球の精度、コントロールの部分でも。スライダーが全然ストライクに入らなかったし、(カウントを悪くして)全部決めにいく球になってしまったので、そこら辺は全然まだまだかな。結果2安打というのは、その中でしっかり抑えられたかな。失点につながった1本だけはちょっともったいない。次の試合でもしっかり投げきれるように、これから頑張って練習していきたい」と、次回登板に向けて準備を進めていく。