コンサドーレ
2024/03/02 22:45

離脱者続出で苦難の九州2連戦 鳥栖に4失点した札幌が今季初黒星

鳥栖に敗れ、悔しそうな表情で整列に向かう札幌イレブン=撮影・舘山国敏

■J1第2節 鳥栖4-0札幌(3月2日、佐賀・駅前不動産スタジアム)

負傷で開幕戦からスタメン3人を変更

 まさかの大敗で今季初黒星…。北海道コンサドーレ札幌はアウェーで鳥栖と対戦し、大量4失点で完敗した。前半14分、鳥栖のFWマルセロヒアン(21)に先制点を許すと、後半11分にはDF中村桐耶(23)が2枚目のイエローカードを受けて退場。1人少ない状況となった札幌はなす術なく、その後3失点を喫した。福岡戦で負傷者が続出し、第1節からスタメンを3人変更しての一戦だったが、後味の悪い敗戦となった。九州での開幕2連戦で1分1敗と獲得した勝ち点は1。10日に行われる浦和とのホーム開幕戦(札幌ドーム)に向けて、立て直しを図る。

オフサイドかからず先制許す

 自分たちのミスから流れを手放した。前半14分、鳥栖のマルセロヒアンが最終ラインを抜け出した。パスが渡る前にDF岡村大八(27)とFW菅大輝(25)がラインを上げてオフサイドを取りにいったが、菅がわずかに残っていて失敗。そのままGKと1対1となり、ゴールネットを揺らされてしまった。

鳥栖のFWマルセロヒアン(左)にゴールを奪われる札幌

 

浅野のPK失敗に中村の退場

 同34分には相手DFのハンドでPKを獲得するも、キッカーを務めたMF浅野雄也(27)のシュートコースが甘く、相手GK朴一圭(34)に弾かれ、千載一遇の同点機を逃した。1点ビハインドで試合を折り返すと、悪夢が待っていた。後半11分に中村が2度目の警告で退場。流れは一気に鳥栖へと傾いた。1人少ない状況を打破できる力は残っておらず、オウンゴールも含め、後半だけで3失点。そして、2試合連続無得点と攻撃面でも光を見出すことができなかった。

負傷者続出で普段と異なる戦術

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