■オープン戦　阪神２ー３日本ハム（３月２日、札幌ドーム）

―杉浦が最速１５９キロ
「２年間、言い続けていたけど、やっとしてくれましたね。クイックをしたり、タイミングを外す。あれで打ち取れるんですよ。ボールも良いしね。水谷くんの、あの中野くんのフライはスタートが良かったら…。捕ってほしかったですね。うちで言うと、最後の浅間くんの打球で無理をして捕るなと。ミエセスね。あれは一、三塁か二、三塁で止めないといけない。向こうのミスからしっかり学んで、うちはしない。バーヘイゲンは何を投げているのか、ボールが分からないですよね。モニターで確認しても分かりづらい。バッターは狙い球を絞りづらいですけど、できればあと５キロぐらい真っすぐのスピードが上がってきてくれたらね。ちょっと寒いけど、彼なら上げてきてくれると信じてます」

―加藤貴は最初の実戦登板
「初球ね、完璧にストライク取ってくれた。加藤くんっていう感じのピッチングでしたね。そして浅間くんがいいですね。タイミングの取り方もすごくゆったりと、力みなく。凡打がいいですよね。しっかりしたポイントで打てている。詰まり気味でもバットの出方がいいので、ああいうふうに、サードの後ろに飛んでいく。野球ってそういうものなので。バットの出方が良かったら、いいところに飛んでくれる」

―中島が好プレー
「あれ、めちゃくちゃうまかったね。あれは難しいですよ。（三遊間）いっぱいいっぱいで捕っての切り返し。〝だいたいスロー〟。あれは正確に投げようとしたら無理。もう感覚でいってる。あれがそれたとしても、いいプレーです。素晴らしかった。センター前も良かったしね。で、清水くんはどうしたの？　（エンドランのサインが出ていた七回の打席で）初球のストライク、あれをしっかりね。ど真ん中付近。準備ができていなかったのか。エンドランも一番しやすいボール。真ん中高めの、そんなにスピードがないボール（を空振り）。オープン戦なので、いろいろ練習して、失敗していいんですよ。ああいうプレーを見せられたベンチの選手が、きっちり決めないといけないということが学びにもなる」

―相手先発の門別は

「いいピッチャーですね。二、三回になるにつれて、ボールのキレというかね。ガン以上のスピード。右バッターは打ちづらいでしょうね、あのキレは。いいピッチャーでした。門別っていう地域なかった？」

―競馬場があるところ
「は？　そこの子！？　門別の門別？　いやいや、素晴らしいピッチャーになっていくんじゃないですか」

―エスコンも試合があって、有意義な一日
「エスコンも見に行きましたけど、打ってほしいバッターが打ってくれたね。グワチョ（マルティネス）と万波くん。みんないい動きしていた。山崎福也くんだけ見られなかったんですよ。こっち（札幌ドーム）でミーティングした後で。映像で確認するのでいいんですけど、やっぱり生で見たいと思っていました」

―雪道の運転は
「枳穀マネジャーのプロフェッショナルな運転で。俺のだったら１時間１２分ぐらいかかっている。怖いもんね。本当に。僕の車はスタッドレスのサイズがなくて、運転できないんですよ。見た目そうでもないんだけど、普通のタイヤならツルツルっていく。けがさえしなければ、車がどうなろうといいんですけど、めちゃくちゃ怖いですよね」

―メンバー表の交換時に爆笑していた。岡田監督と何を話した
「このメンバーでずっといくんですか？って。（沖縄で）フルで使っていたじゃないですか。暖かいところから寒いところに来て、ちょっと札幌ドームは硬めだから。僕も（阪神の）選手時代ね、北海道をものすごく楽しみにしていた。夜更かししてね（笑）。ご飯もおいしいし。タイガース時代は、ビール園へ行っていましたね。ビール園に行って、最後は（味の）時計台で締める。朝４時半ぐらいかな」

―ラーメン横丁
「横丁か。そこに行って、フラフラで試合してた（笑）。年に１回しかなかったからね。横浜戦、楽しみにしていた。まあ、住むと行かないですよね」

―２軍のメンバーで北海道に残る人は
「いますいます。何人か」

―浅間は
「残りますよ。ピッチャーも何人か残ります。入れ替えはね、動きを見てどんどんしていきます。帰りは気をつけてね。きょうも滑ると思うので。きょうは帰ってから、雪を固めて雪合戦しに行きます」