ファイターズ
2024/03/02 20:30

《岩本勉のガン流F論》胸を熱くさせた2人のベテラン

■オープン戦 阪神2ー3日本ハム(3月2日、札幌ドーム)

進化を続けるプロ16年目

 2人のベテランが胸を熱くさせた。まずは中島。打っては五回の第2打席で初球をセンター前へ。打撃のポイントが近い選手だったが、この打席は前に置いた。プロ16年目の33歳。ここにきて進化している。

これぞ職人技 「衰える」の文言は失礼

 そして三回の守備。三遊間を抜けそうな打球を好捕し、巧みな身のこなしと素早い二塁送球でフォースアウトに仕留めた。これぞ職人技。動きは衰えていない。いや、「衰える」などといった文言は失礼。これまでと全く変わらないキレのあるプレーを披露した。久しぶりに強いショートストップを見た。

まだまだプロでメシを食える選手

 ハッキリ言う。ここ数年。二遊間のレギュラー争いはもたついている。そこにきての中島。言い古されたフレーズで申し訳ないが、「俺を忘れてもらっちゃ困る」との声が聞こえてきそう。まだまだプロでメシを食える選手だ。

なんやかんやで、ショートの位置を食ってしまう可能性も

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