札幌の大卒ルーキーDF岡田大和 次節浦和戦でリーグ戦デビューだ! 「チャンスが来た時に力を発揮できるよう」
【コンサドーレ熊本キャンプ】
■3月3日、熊本・大津町運動公園球技場
DF中村が出場停止で左CB空席
2日に鳥栖とのアウェーゲームを行った北海道コンサドーレ札幌は午前練習を実施。試合に出場した選手はリカバリーメニューを、それ以外の選手は7対7のミニゲームなどを行って調整した。鳥栖戦でレッドカードを受けたDF中村桐耶(23)が出場停止となる次節の浦和戦(10日、札幌ドーム)。空席となった左CBの座を狙う大卒ルーキーのDF岡田大和(22)が、ホーム開幕戦で同期2人に続いてリーグ戦デビューを目指す。
長期キャンプを一度も休まず「タフを証明できた」
いよいよ最終週を迎えた札幌の道外キャンプ。約2カ月間にわたる長期合宿で、一度も休むことなく全メニューを消化してきた選手の中の1人が、今季福岡大から加入した岡田だ。「ケガ人がかなり多い中で自分は離脱することなくできたのはタフを証明できたと思うし、この2カ月で成長できた部分はいっぱいあったと思うので、僕にとってはいいキャンプになったかなと思っています」と、地道に己を鍛え続けた日々を振り返る。
福岡戦で田中克、鳥栖戦で原がデビュー
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今季札幌に加入した新卒選手は岡田を含めて4人。その中でMF田中克幸(21)は福岡との開幕戦で、MF原康介(18)は2日の鳥栖戦でそれぞれリーグ戦デビューを果たした。岡田は昨季特別指定選手としてルヴァン杯3試合に出場したものの、リーグ戦の出場はなし。鳥栖戦でも通算3度目のリーグ戦ベンチ入りを果たしたが、最後まで声がかかることはなかった。
「もちろん悔しい。でも、今は準備する時」
同期の2人がひと足先にリーグ戦の舞台を踏んだことについて「自分もJ1のピッチに立ちたいと思ってやっているので、もちろん悔しい気持ちもあります」と口にする一方、「でも、人のことを言っても仕方ないので、常に自分のやるべきことをやってチャンスが来た時に自分の力を発揮できるよう、今は準備する時だと思っています」と、その瞬間まで備えは怠らない。
「まだ勝ちがなく、本当に1人1人の力が必要」
そして〝その瞬間〟を迎えるチャンスが次節の浦和戦で訪れそうだ。ここまでの2試合で左CBとして先発出場していた中村が出場停止。ケガ人も多く苦しい台所事情は、チームにとって厳しい状況だが、岡田にとってはリーグ戦初出場の絶好の機会だ。「まずは試合に出るために練習から準備をして。この2節でまだ勝ちがなく、ケガ人も多い中、本当に1人1人の力が必要だと思っているので、チームに貢献できるようにやっていきたい」。強力な左足を武器とする背番号28が今季の札幌ドーム初戦でプロキャリアの第一歩を印すべく、アピールを続ける。