《SHINJOの信条》言い方が悪いですけど『よし、今がチャンス』という気持ちにならないと。僕ならなる
■オープン戦 阪神5ー6日本ハム(3月3日、札幌ドーム)
ー逆転勝ちで阪神に2連勝
「日本一のチームが相手で、見習うことがたくさんある。大山くんの右方向に打つバッティング、近本くんが最低でもセカンドゴロで1点を取りにいったり。ああいうところは本当に見習わないといけないし、さすが強いチームだなと思います」
ー先発のマーフィーは
「一回、二回は安心して見られる。きょうは四回になってどうなるかな?ってすごく楽しみにしてたけど、やっぱりランナーが出てから、真っすぐがシュート回転して浮き始めた。こういうふうになってしまうんだっていうところはありました」
ー球速も走者が出ると、少し落ちた
「球速というよりも、ちょっと投げ急ぎが目立って、ボールが浮き始める。ボール、ボールになって捉えられてしまうっていうところはありましたね」
ー上原は
「大丈夫です。(登板直後の失点は)ああいう時もあります。最後ね、きっちりチェンジアップを生かしながら、抑えたってこところはね。バッターのタイミングも狂わせて、全然、問題なかったです」
ー打者陣は
「なんか逆転してくれそうな雰囲気があったね。今川くんがしっかり打って。郡司くんもああいう場面で『ライト前を打ってくれたら、うれしいな』って思ってたら、きっちりライト前。さすがでしたね。でもミスもありましたね。(適時二塁打の)水野くんはせっかく打ったのに、中継のボールを見たら、もう(ホームは)間違いなくセ ーフ。(塁に)残ってくれたら、水野くんの足だったら次ね、ヒットでも帰って来られるのに。慌てる必要はない。 彼にはああいうミスがちょいちょい出てくる。せっかくアピールしてんのにチャラになってしまう。そういうところを意識させたら、走塁に関しては直るので。バッティングと違ってね」
ー打線としてつながりが出てきた
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「線になってますね。これでまた悩みが増えて、胃が小さくなってしまう。ピッチャーも野手も。いい悩みですね」
ー常々、勝ち癖を付けると話している
「いやいや、今年に関してはもう相手チームがどうこうとか関係ない。自分たちのやるべきことをやって、きょうみたいに勝つことしか意識してない。結果的に逆転して勝ったっていうところですね」
ーまた少し期間が空いてオープン戦が続く
「鎌ケ谷とかの試合はちょっと寒いので、 けがだけは心配ですね。でも、そんなこと心配したって天候には勝てない。そのへんはちょっと考えながら戦っていきたいと思います」
ーザバラがクイックをしていた
「ずっとしてましたね。1.24ぐらいまでいってたかな。一番遅くても1.38とかだった。意識して投げてくれてるし、ああいう姿勢は、見ててもうれしい。取り組んでるところがそこなので、球速はあまり気にして見てなかったです。あれ(クイック)してる方がコントロールが定まってくれるんじゃないかな。グって思い切り投げる意識がなくなって。これから向こうも目が慣れてくるし、そこからどういうふうにバッターを抑えていくか、もう少し見たいですね」
ー郡司は久しぶりの安打
「ちょっと良くないなと思ってたので、きょうはレフトにポジションを変えてみた。やっぱりポジションが変わることで意識も変わって、打席の雰囲気も変わってくると思うので。レフトで1本出てくれたらいいなと思って、最後まで。選手を代えてたけど、郡司くんには結果を出してほしかった。ちょうどいい場面で回ってきて、結果を出してくれたので良かった」
ー直前に代走・江越を送った
「準備は、急にしてって言った。なんか打ってくれるかなと思って、代えました。ポテンヒットがライトの方向にいくんじゃないかな、とか思いながら。(進藤は)セカンドゴロでしたけど。ああやって急に(出場が)あるよ、と選手たちに分かってもらわないと。俺、ひらめきでいくタイプなので。細川くんはめちゃくちゃアピールしてた(笑)。きのう打ったから大丈夫、大丈夫って(抑えた)。きょうは違う人にアピールさせろよって。はい、分かりましたって言ってからも動いてたからね。彼は出たい出たい。ものすごく使いやすい選手だし、いろんなところ守ってくれる」
ー上川畑が復帰まで10日かかる
「まあ2週間ぐらいかな。で、結果を出してもらって。けがというのは自分の責任ですからね、この世界は。治ってからとかじゃなくて、結果を出して。その間に、今でいう水野くんとか細川くんとか、結果を出している選手がレギュラーを獲っていくし、シーズンでも固定されていく。それはもう仕方ない。こういう世界なので。メッツ時代に僕とライバルだった選手が、結婚式か子ども生まれたかで、2日ハワイに帰ってる間に僕がガンガン打って、そのままレギュラーを獲った。2日でチャンスは訪れる。内野の子たちも、これは言い方が悪いですけど『よし、今がチャンス』という気持ちにならないといけないし、僕ならなる。まだ突き抜けた選手が出てきてるわけではなく、争いはこれから考えるというところ。きょうの固いグラウンドでハッスルしすぎて、またけが人が増えないか心配でしたけど。ここで1試合プレーすると3、4日後に(体が)張ってくるんですよ。なんとか自分で治療したり、ケアをするのがプロ。そのへんは信じたいですね」
ー鎌ケ谷のオープン戦もいろいろな選手を試すか
「もちろん。全員を見たい。阪口くんもね、ああいうチャンスでね。気合が入ってるのは分かるけど(ボールとバットが)4メートル50センチ離れていたでしょ(笑)。気持ちは分かりますよ。そのへんが1軍に入れるか、入れないかになってくる」
ー打順の固定はいつ頃
「それは分からない。今、探ってます。郡司くんも良いしね。もしかしたら五十幡くんがここからガンガン(状態を)上げていって1番に入り込むかもしれないし、スティーブン(ソン)もガンガン打つかもしれない。で、レイエスがライト前、ライト前、ライト前って打ったら1番あるかもしれない。ハハハ。ないです!」
ーレイエスはきょうも全力疾走を見せた
「ね! ヒットを打つ前のリードが狭すぎたので、もう少し広く後ろに行ってくれという指示を出した瞬間にレフト前だから(笑)。(走る効果音で)音楽付けといてね。うちの選手はみんな走り方がかわいいですね。グワチョ(マルティネス)も」
ー試合前に川藤さんと話していた
「体調、大丈夫ですか?って。腰や膝、歩き方を見て心配になったから。『思いきり楽しめ。おまえの好きなようにやれ』ということは言ってもらいました」
ー岡田監督とは
「岡田さ~んって、そんなにいけないですって。平田ヘッドコーチは前から仲が良かったので、話はしてないけど、アイコンタクトでやってます」