浅間大基 開幕1軍へ松本剛からマル秘アドバイスをゲット 友達への思いも語る
プロ10年目の節目を迎えたイケメン外野手
日本ハムの浅間大基外野手(27)が4日、エスコンフィールド北海道で行われた全体練習に参加。選手会長の松本剛外野手(30)から〝マル秘アドバイス〟を授かった背番号「8」が開幕1軍メンバー入りに向けて生き残りをかける。
即席の〝松本剛塾〟 22年のリーディングヒッターから金言
バント練習を終えた浅間が、一緒にやっていた松本剛に真剣な表情で質問を投げかけた。その場で数分、立ち話をし、ベンチに戻ってからも会話は続いた。
2022年の首位打者によるマンツーマンレッスン。浅間は「バッティングのことですね。ちょっと気になることがあったので、剛さんの感覚を聞きました。(内容は)秘密です。そんな簡単に言えないですよ」と、うれしそうに明かした。
学びの多い貴重な時間 浅間「勉強になる」
卓越したバッティング技術を持つ先輩には、よく助言をもらうという。「きのうの試合で思った点があったので質問しました。聞きやすいので。打っている人の感覚を聞いたら、勉強になるじゃないですか。いい時間でした」と多くの学びがあった。
日ごとに良化のコンディション 昨年2月に左足関節骨折
昨季は左足関節骨折でシーズンを棒に振った。オフも患部の痛みに悩まされ、キャンプは2軍スタート。「キャンプの最初は張っていたんですけど、終わりくらいから良くなってきました。動けば動くほど、良くなっています」と徐々に状態を上げてきた。
思惑通りの1軍昇格 さらなるアピールへ気持ち新た
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
2日に行われた阪神とのオープン戦(札幌ドーム)では4打数2安打1盗塁と大暴れ。「状態はいいんじゃないですか。ここからなので。やっとスタートくらいな気持ちです」。猛アピールで1軍昇格を勝ち取り、「開幕前に上がれるようにと逆算してキャンプからやっていた。ここからっす」と表情を引き締めた。
例年にも増して激しい外野のポジション争い
外野のレギュラー争いは熾烈(しれつ)だ。新庄監督から確約されている万波に加え、松本剛、スティーブンソン、五十幡ら実力者が揃っている。
ライバルでもあり、友人でもあり サシ飲みする間柄の今川
激しい競争の中で、浅間には〝友達〟を思いやる気持ちがある。前日3日の阪神戦後には、キャンプ中のサシ飲みで仲を深めた同い年の外野手・今川に「上で待っているよ」と声をかけた。
「キャンプから2人とも2軍スタートだった。いろいろタイミングとかもありますし、僕は僕で頑張りますし、アイツはアイツで頑張れと。一緒にというほど甘い世界ではないと思うけれど、そこはお互いに頑張りたいです。ライバルというか〝友達〟です。チームメートから〝友達〟になったので」
人事を尽くして天命を待つ 「しっかり準備することだけ」
熱い思いを口にしたが、気負いはない。「変に力まず、オフ、キャンプとやってきたことを継続しながら。結果はその時の運命みたいなところもある。その過程というか、練習からしっかり準備することだけだと思う。そこに集中したいです」
端正なマスクがさらに引き締まっていた。