【一問一答】3月6日西武戦に先発する北山亘基「わくわくする気持ちを大事に」
日本ハムの北山亘基投手(24)が6日、千葉・鎌ケ谷で行われる西武とのオープン戦に先発する。救援登板となった前回2月27日の巨人戦(那覇)では、最速157キロをマークし、4回無安打の快投。今回も内容にこだわって腕を振り、開幕ローテーションの座を引き寄せる。一問一答は以下の通り。
―次の登板ではどんなことを確認したいか
「予定通りいけば、イニングは伸びてくると思うので、イニングを重ねた中で、ムラのない投球をするのが一つ。投手としての一番の役割はゼロで抑えるということなので、内容も大事だと思うが、しっかりゼロで抑えた中で、内容も伴うような投球をしていきたいと思います。キャンプからずっと継続して変化球だったり、真っすぐの質だったり、制球も含めて、総合的にレベルアップしていこうという中で、実戦の中でも取り組みの成果は出てきていると思うので、前回よりもそういう取り組みの内容をしっかり求めてやっていきたい」
―前回は新庄監督が「惚れた」と。次も監督をうならせたいか
「そんなに意識する必要はないと思うので、自分の準備をしっかりして試合に入る。わくわくする気持ちを大事にしながら臨めたらなと思います」
―継続力を重視している
「オフから計画を立て、目標も立てた中での取り組みなので。今、良くても悪くても、そこは変えることはない。今は順調にいっているので、もっともっと突き詰めてやっていきたい」
―取り組んできたフォームやクイックはなじんできたか
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「そうですね、実戦の中で焦りだったり、大きく取り乱すことはない。そういう意味ではいいのかなと思う。より高いレベルを求めていく中ではまだまだだなと思うところがあるので、満足せずにやっていきたい」
―結果にこだわる時期に入ってきている
「結果にこだわって自分の本来のプレーができないというのが一番ダメなので。結果は終わってから振り返ればいいと思っている。過程や内容にしっかり重きをもって臨めたらなと思う」
―相手は同じパ・リーグの西武。嫌な印象を与えたいか
「いや、以前は楽天相手にも投げましたし、そんなに考えていないです。(相手打線の)データのチェックも全然していないです」
―キャンプ序盤の実戦は真っすぐとフォークしか投げていなかった
「順序立ててというか、はじめからカットボールとか細かい別の変化球を投げるより、はじめは真っすぐ、カーブ、フォークで。自分の中で縛って、徐々に持ち球や新しくやっていることも増やしていきながら、順を追って。いきなり全部はできなかったので。だんだんというのは自分的に意識していました」
―実戦で縛るのは珍しい
「実戦も練習も段階を踏んでやっていかないと、飛ばしてしまうとたぶんつまずいたときに大変になってしまうので」
―それを踏まえ、現在の変化球の手応えは
「カーブ、真っすぐ、フォークはだいぶ(感覚がいい)。フォークはもうちょっと仕上げていきたいけど、カーブはうまく使えてきている。その上で、カットボールやチェンジアップも今、投げ始めていて、少しずついい感じになってきている。結果的に、それぞれ相乗効果があって、ストレートが良くなってくるという流れにもっていければすごくいいと思うので、それを理想にしてやっていきたい」
―開幕までに全球種、仕上げたい
「とりあえず開幕に合わせていますし、開幕以降ももっともっとレベルアップできると思う。長い目で見ている部分もあり、目先は開幕に合わせるということで、両方考えてやっています」
―カーブで空振り取れる印象。何種類かで使い分けているか
「握りも投げ方も一緒ですけど、カウントによって捕手の意図だったり、自分がどうしたいというのでコースだったり、多少の強弱をつけるようにしています」
―前回157キロを計測。球速は意識しないか
「自分の持っている出力をミットのところに100%出すというところに、重きを置いてやっています。その結果、数字が出たらなおよし。先に数字を目指すと、今やっている途中のところが崩れてしまうと思う。そうならないようにやっていきたいです」
―開幕が100パーセントだと、今は何パーセントか
「今できる100%のつもりではありますが、どちらかというともっともっと長い目で、自分を成長させたい、という意識の方が強い」