あすの強化試合に向けて侍ジャパンが公式練習 根本悠楓は憧れ左腕と急接近「良い助言をいただけました」
代表戦の前にオリ宮城から金言
日本ハムの根本悠楓投手(20)が、野球日本代表「侍ジャパン」の一員として6、7日に開催される「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」(京セラドーム大阪)に出場する。5日には大阪市内で公式練習が行われ、憧れのオリックス・宮城大弥投手(22)から早速、金言を授かった。
どうしても聞きたかった
雨のため室内で行われた練習。コンディショニングメニュー終わりに、自ら宮城の元へと駆け寄った。「自分から行きました。シーズン中、(登板間隔)中6でトレーニングにどんなことをしていますかとか。キャッチボールで意識していることとかですね」。2人並んで座り、どうしても聞きたかった質問をぶつけた。
入団当初から参考
3年連続2桁勝利をマークしている1学年上の左腕は、根本が入団当初から参考にしている投手だ。ともに身長170センチ前半。直球を軸にスライダー、カーブを活用する投球スタイルも似ている。
マンツーマンで教えてもらった投手として大事なこと
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お手本にしてきた先輩から〝マンツーマン指導〟を受ける機会に恵まれ、「良い助言をいただけました。もっと内容は詳しいですけど、真っすぐは大事だよって」とニッコリ。「投げた後のトレーニングをどういう感じでやっているのか聞きたかった。(宮城は)ちょっと休んでしっかりやるという感じだったので、自分は投げたらすぐやる方なのでそっちをやってみてもいいかなと思いました」とうなずいた。
初選出だった昨秋より積極的に交流の輪
侍ジャパン初選出だった昨秋の「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」は、どこか緊張気味だったが「前よりは(話しかけに)行きやすくなったのかなって」。他球団の選手と積極的にコミュニケーションを取り、交流の輪を広げている。
広島・栗林とキャッチボール
この日のキャッチボール相手は、代表経験豊富な広島の栗林。「誰か相手いない人いる~? と言ってくれたので、いないですと。優しかったです」とはにかんだ。
関西大・金丸は同学年で同じ左腕
今秋のドラフト候補でもある大学生との仲も深めた。関西大の金丸は、同じサウスポーで学年も一緒。もともと接点はなかったが、気になる存在だった。侍ジャパンに選出される前から「あのピッチャーいいよとうわさが流れていたので、YouTubeで動画を見ていました。ちょっと話してみたいなと思っていました」。
トラウマだった京セラの特徴
練習中に会話を交わすなど、すぐに打ち解けた様子。「京セラのマウンドはどうとか。自分はその時のトラウマがあるので」と、自身がプロ初先発登板で黒星を喫した球場の特徴をレクチャーしてあげた。
「今回も真っすぐメインで」
昨年11月の国際舞台では圧巻のピッチングを見せ、一躍注目の的となった。「今回も真っすぐメインでやっていきたいです。自分のできることをしっかりやるだけなので、ゾーンにしっかり強い球を投げて押していけば大丈夫なのかなと思います」。宮城に「大事」と教わった真っすぐで、どんどん押していく。