札幌MF青木亮太 好相性の札幌ドームで28歳初戦を飾る「この2試合とは違うものを見せなければ」
【コンサドーレ熊本キャンプ】
■3月6日、熊本・大津町運動公園球技場
北海道コンサドーレ札幌は10日の浦和戦(札幌ドーム)に向け午前練習を実施。パス練習や11対11などで調整した。MF青木亮太は6日が28歳の誕生日。札幌在籍4年目を迎えたアタッカーが相性の良い札幌ドームで活躍を見せ、28歳初戦を勝利で飾ってみせる。
バースデーラッシュの中日
5日はGK中野小次郎(25)、7日はMF長谷川竜也(29)と、選手の誕生日が3日連続で続くバースデーラッシュ。その中日に誕生日を迎えた青木は、報道陣からの祝福に「ありがとうございます」と笑顔を見せたものの、28歳の抱負を問われると表情を引き締めて「(個人的には)特にないですけど、チーム状況を良くしていかないといけないと思っています」と、開幕からまだ勝ちのないチームの立て直しを最優先する姿勢を見せた。
「試合の流れ的にあまり良くないのはみんな感じている」
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今季開幕から2試合を戦って札幌は未だノーゴール。青木も福岡との開幕戦で後半15分から途中出場し、2日の鳥栖戦では先発起用されたが相手ゴールをこじ開けるまでには至っていない。「試合の流れ的にあまり良くないのはみんな感じていることだと思うので、それを何とか良くしないとゴールにつなげられないんじゃないかなと思います」。
左ウイングバックから相手の守備網をドリブル突破する
流れを変えるポイントとなりそうなのが次節の浦和戦での青木の起用法だ。この日行われた11対11では左ウイングバックとしてプレー。得意のドリブルで相手守備網を突破してのチャンスメークに期待がかかる。「仕掛けなきゃいけない位置だと思いますし、相手が4バックだったらより外が空いてくるので。そこからの攻撃の形はバリエーションを増やさなければいけないですし、自分で行くところも出せなければいけないかなと思っています」。サイドの攻防で優位に立てば、自ずとゴールそして勝利の瞬間は近づいてくるはずだ。
「戦うところをマストで見せなければ」
浦和戦が行われる札幌ドームでは札幌在籍の3年間で10得点(カップ戦含む)をマーク。公式戦通算33得点の約3分の1を占める相性の良い舞台だ。「この2試合とは違うものを見せなければいけないと思いますし、戦うところをマストで見せなければいけないと思います」。多くファン、サポーターが待ちわびていたホーム開幕戦。共に勝利の歓喜を分かち合うため、青木がその足で活路を切り開く。